中国の科学者、甘粛省で今から数億年前の精緻な恐龍の「足跡」を発見

CRI online    2025年1月8日(水) 18時30分

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中国の科学者が甘粛省で今から数億年前の精緻な恐龍の「足跡」を発見しました。

中国地質大学(北京)、甘粛農業大学、甘粛省博物館の研究チームは6日、甘粛省の靖遠県烏蘭鎮で発見した1億年以上前の恐龍の足跡が白亜紀の恐竜の足跡であることを確認したと発表しました。この発見によって、スウェーデン人古生物学者のズダンスキーが山東省で発見したエウヘロプス属の恐龍の足跡と同種の足跡が中国の広い範囲に分布しているという重要な研究価値のある新たな科学的証拠が得られたとのことです。この研究成果は国際学術誌の「ヒストリカル・バイオロジー」(電子版)に掲載されました。

中国地質大学の邢立達准教授によると、これらの恐龍の「足跡」は完全に保存されています。12列の足跡群を構成しており、現在までに発見された恐龍の足跡の中では珍しいものだとのことです。これらの足跡からは、恐龍の足の裏のうろこの傷まで見え、細部まで「美しく」保存されています。3次元データを復元してシミュレーションしたところ、これらの体型が似ている獣脚類恐龍は歩行速度で進行し、前進時に比較的密集した陣形を形成していたことが分かりました。

中国北西地区にある白亜紀河口群は四足動物の足跡の数が豊富で多様性の高い白亜紀の地層であり、恐龍の足跡が大量に残っています。烏蘭鎮にある足跡の場所は崖の岩層の底にあり、面積は約6.2平方メートルです。研究者によると、岩層上で発見された恐龍の足跡はいずれも3本指の足跡で、長さは11センチから21センチで少なくとも67個あります。形態学的な特徴はズダンスキーが発見したエウヘロプス属の足跡の特徴に合致しているということです。(提供/CRI

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