春節中の旅行は伝統文化旅行やウインターツーリズム、避寒を目的とした旅行が人気に―中国

人民網日本語版    2025年1月10日(金) 5時0分

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春節中の旅行は伝統文化旅行やウインターツーリズム、避寒を目的とした旅行が人気となっている。

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春節(旧正月、今年は1月29日)の到来を前に、中国の複数の旅行サイトや旅行社の春節旅行商品予約データをまとめてみたところ、春節中の旅行市場は活況を呈し、伝統文化旅行の人気が高まり、寒い場所に行くウインターツーリズムや、暖かい場所へ避寒を目的として行く旅行も人気となっていた。また、家族旅行系の商品も注目を集めていた。工人日報が伝えた。

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2024年12月4日、中国の「春節」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定し、中国では無形文化遺産の注目度や人気が高まっている。その他、中国初の国産AAAゲーム「黒神話:悟空(Black Myth:Wukong)」が大ヒットしているのを背景に、24年の夏休みシーズン以降、伝統文化旅行の人気も急速に高まり続けている。オンライン旅行予約プラットフォーム「飛猪(Fliggy)」の統計によると、現時点で、無形文化遺産を含む観光スポットや無形文化遺産体験といった「無形文化遺産」関連の検索回数が前月比で133%増となっている。ランタンフェスティバルや縁日で中国伝統の歌やダンスのパフォーマンスを楽しんだり、漢服を着て写真を撮影したりする商品も人気となっている。

伝統文化観光のほか、春節に合わせた連休中のウインターツーリズムや避寒を目的とした旅行も爆発的人気となっており、暖かい中国の南方エリアと、それと対照的な寒さが厳しい北方エリアに観光客が集まるという構造になっている。


中国旅行社協会が旅行サイト・途牛旅游網と共同で発表した「2025春節観光消費動向報告」によると、黒竜江省ハルビン市のウインタースポーツを前面に押し出した「白色経済」が再び春節観光市場の「主役」の一つとなっている。中国東北エリアのウインターツーリズムを予定しているユーザーを見ると、南方エリアのユーザーが全体の75%を占めている。一方、避寒を目的とした旅行を見ると、三亜や麗江、北海、シーサンパンナ・タイ族自治州などが人気の旅行先となっている。

今年の春節期間には、ハイクオリティーな旅行を楽しみたいという旅行者の願いがさらに強まっており、少人数で、充実したスケジュールであるだけでなく、スケジュールの融通を利かせることができる少人数旅行、思いきり遊べる旅行、プライベイトツアーの注目が高まっている。旅行スタイルに関して、旅行会社・衆信旅游集団の広報責任者・李夢然(リー・モンラン)氏は、「春節中の旅行商品の予約状況からして、柔軟性や自由度が高い『家族旅行』系の商品の注目度が高まっており、問い合わせ件数が前年同期比150%増となっている」と説明する。

途牛旅游網のアウトバウンドの統計を見ると、香港・マカオ両特別行政区の人気度が爆発的に高まっている。アウトバウンドのニーズは多様化がより際立つようになっており、観光客もより速く意思決定をする傾向が強くなっている。その他、客単価が高く、珍しい体験ができる旅行商品も人気だ。旅客の構造に関しては、旅行サイト・同程旅游の統計によると、帰省する海外の中国人留学生や海外で働いている人、インバウンド客、アウトバウンド客が春節期間中の国際線の主な利用者となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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