中国国家中医薬管理局が9日明らかにしたところによりますと、ここ数年来、国の継続的な支持により、中医薬の革新システムはますます整備されています。

「第13次五カ年計画」（2016～2020年）以来、中医薬の科学技術分野に対する中央政府の財政支出は160億元（約3450億円）を超えました。持続的な資金投入と統合した支援により、中医薬分野の全国重点実験室7カ所が建設され、国家工学研究センター5カ所は重要技術の集中的な難関攻略を展開し、国家中医学臨床医学研究センター2カ所は臨床応用を目標として、協同革新、人材育成、成果の転化応用という一体化研究を幅広く展開しています。

これについて中国工程院(中国工学アカデミー)の張伯礼院士（アカデミー会員）は、「国の支持を受け、レベルの高いプラットフォームが構築されたことから、中医薬は貢献しなければならない。中医薬の研究開発や特定の病気に対する中医学の規範化治療、中医学と西洋医学を結合させた旗艦病院の建設、より多くの両医学併用プランの制定などで優れた成果を得ており、特に（健康と病気の間の状態である）未病対策では成果が際立っている」と述べました。

国家中医薬管理局のデータによると、近年、中医学の伝承と発掘、基礎研究を通じて、中医薬のオリジナルの優位性がさらに際立ち、いくつかの重要な成果を収めています。そのうち、古代からの医薬書の整理と出版が目的の『中華医蔵』プロジェクトは画期的な進展を遂げ、現在「養生巻」「叢書巻」など2期分計101種166巻の出版を完了しています。（提供/CRI）