韓国の旅行収支の赤字幅が拡大「日本旅行4泊で使う金額は…」=ネット「それだけの価値がある」

Record Korea    2025年1月12日(日) 16時30分

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9日、韓国メディア・韓国経済は「韓国人が海外旅行する際の平均費用は国内旅行の約8倍と集計された」と伝えた。写真はソウル。

2025年1月9日、韓国メディア・韓国経済は「韓国人が海外旅行する際の平均費用は国内旅行の約8倍と集計された」と伝えた。市場調査機関「コンシューマーインサイト」が最近発表した「国内外旅行動向分析」によるもので、国内旅行の平均期間は3日間、1日当たりの経費23万1000ウォン(約2万5000円)、1人当たり7万7000ウォンだった。一方、海外旅行は平均6.43日間で1日180万5000ウォン、1人28万1000ウォンとなっている。

記事は昨年11月に4泊5日で日本を訪れた30代の会社員男性の場合、1カ月の生活費をはるかに超える300万ウォンを滞在中に使ったと紹介している。生活費を節約して旅費を用意したという男性は、日本ではグルメツアーとショッピングを楽しみ、衝動的な高額出費もしたというが「後悔しない旅行にするため、現地でしか経験できないことには金を惜しまなかった」と話している。

昨年1~11月に海外に向け出国した韓国人は累計2597万人で、2019年(コロナ禍前)同期間の98%ほどだった。昨年12月は非常戒厳の影響で旅行需要が落ち込むとの見方があったが主要旅行会社の業績は好調で、海外旅行者数も増えるものと予想される。

物価高、ウォン安、高金利など国内消費が萎縮する中でも、為替相場の影響が比較的少ない国への海外旅行需要は堅固だった。昨年(1~11月)に日本を訪れた韓国人観光客は795万人で、全外国人観光客で最も多かった。一方、訪韓した外国人観光客は1510万人で、19年同期間の94%に回復するにとどまっており、「旅行収支はなかなか反騰できずにいる」という。

韓国銀行の発表によると、昨年11月の旅行収支は7億6000万ドルの赤字だった。訪韓外国人観光客は136万1076人で、19年同月の93%ほど。一方、海外を訪れた韓国人は239万1140人で、19年同月より14.4%多かった。10月の中国の「国慶節」連休効果が落ち着いたこともあり、旅行収支赤字幅は10月の4億8000万ドルから2億8000万ドル拡大した。

韓国銀行は「最近の政局不安が一部、入国・出国を萎縮させる可能性はあるが、年末、冬休みで出国者数は増えており、旅行収支赤字は拡大する」と予想している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「景気がよくないと言いつつ海外旅行にはみんなよく行くね」「日本で思い切りショッピングしたら、このくらいすぐに使っちゃう」「海外旅行でお金を使うと、その分だけ満足感が得られる。国内旅行でお金を使うと『自分はいいカモだな』『いつも食べてる料理をここまで来てまた食べるのか』と思わされる」「その額を支払うだけの価値があるからお金出したということ。国内旅行だとそれほどの価値はないからお金は出さない」「国内旅行で地方に行っても特色がない。どこを見ても高層マンションの群れ。どうってことない料理なのにぼったくり料金」「できれば国内でもっとお金を使おうよ。内需が回復しないと経済が回復しない」など、さまざまなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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