2025年1月9日、韓国・ソウル新聞は「韓国の小学生が将来なりたい職業の圧倒的1位は芸能人・スポーツ選手だった」と伝えた。

韓国保健社会研究院とソウル大学社会福祉研究所が24年3月に小学校4～6年生の児童33人を対象に行ったアンケート調査の結果をこのほど発表した。将来なりたい職業の1位と2位を選んでもらい、統計庁の韓国標準職業分類を基準に分析したところ、1位は「文化・芸術・スポーツ専門家および関連職」で、43．22％を占めた。役者、歌手、スポーツ選手、公演プロデューサー、映画監督、画家、デザイナー、記者などがこの職業群に入る。子供たちは「メディアと創意的な分野に高い関心を持っている」と分析される。

2位は「保健・社会福祉・宗教関連職」で10．02％だった。医者、看護師、薬剤師、社会福祉士などがここに入る。次いで「教育専門家および関連職」（9．35％）、「法律および行政専門職」（7．30％）、「調理および飲食サービス職」（6．76％）と続いた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「この国の未来はかなり暗たんとしている」「華やかな世界で簡単にお金が稼げそうだと憧れるんだよね。裏では大変な苦労があるとも知らずに」「お金を稼いでビルオーナーになれるからね」「昔からそんなものだった。子供が技術者とか農業従事者を選ばないでしょ」「芸能人を夢見るのは悪いことではないが、正しい道、自分に合った道を進んでほしいものだ」「ユーチューバーではないのは、目が覚めたってことか（笑）」「やりたいことをすればいいよ」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/麻江）