米ミシガン大、国家安全保障上の懸念から上海交通大学との提携終了へー米メディア

Record China    2025年1月12日(日) 17時30分

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米ミシガン大学は国家安全保障上の懸念から中国の上海交通大学との提携を終了する。写真は上海交通大学交大ミシガン連合学院。

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米ミシガン大学は国家安全保障上の懸念から中国の上海交通大学との提携を終了する。米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトが11日、米AP通信の報道として伝えた。

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昨年10月には同大に留学していた中国人学生5人が軍事施設外で不審な活動をしていたとして当局に起訴されていた。

ミシガン大学のサンタ・オノ学長は米下院に宛てた書簡で、同大は全面的な検討の結果、上海交通大学との提携関係を正式に終了するための6カ月間の手続きを開始したと述べた。

オノ氏によると、同大は学術的な国際パートナーシップを重視しつつも、「国家安全保障の問題を非常に真剣に受け止めている」とし、留学生に対するビザ要件をより厳格に審査していくという。

学術提携の終了は、米議員らが中国の軍事力強化に不可欠な技術の開発を米国が支援している可能性があると懸念する中で米国の大学が中国の大学から距離を置くようになった最新の事例だ。

ジョージア工科大学とカリフォルニア大学バークレー校も中国での提携を打ち切ると発表している。

昨年10月に中国人学生5人が偽証および証拠隠滅を図ったとして当局に告発されたことを受け、米下院中国特別委員会のジョン・ムーレナー委員長は、オノ氏に中国側との提携プログラムを中止するよう求める書簡を送っていた。5人はおそらくもう米国内にはおらず、出廷もしていない。

ムーレナー氏は書簡で、上海交通大学には「軍事関連の多くの学部や研究所、先進的な軍民両用研究プログラム、大規模な作戦訓練プラットフォーム」があり、中国の軍事力現代化と情報能力の推進に役立っていると記していた。オノ氏は10日、同大が提携を解消する決定をしたことをムーレナー氏に伝えた。

上海交通大学交大ミシガン連合学院

2020年にはミシガン大学で修士号取得を目指していた中国人2人が、フロリダ州キーウェストの海軍航空基地の敷地を違法に撮影した罪で懲役刑を宣告された。

昨年10月にはミシガン大学の中国人学生が期日前投票で不正な投票をしたとして起訴されている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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