非常戒厳以前に戻った韓国与野党の支持率、理由は?=韓国ネット「何か変だと国民も気付いた」

Record Korea    2025年1月14日(火) 16時0分

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12日、韓国・KBSは「非常戒厳と尹錫悦大統領の弾劾審判などで与野党の支持率の格差が広がっていたが、最近の世論調査では戒厳以前の水準に戻っていることが分かった」と伝えた。写真はソウル。

2025年1月12日、韓国・KBSは「非常戒厳尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判などで与野党の支持率の格差が広がっていたが、最近の世論調査では戒厳以前の水準に戻っていることが分かった」と伝えた。

韓国ギャロップの調査(1月第2週)では、与党「国民の力」の支持率は2週間前より10ポイント上昇。最大野党「共に民主党」は同12ポイント下落し、格差は「誤差の範囲内」の数値となった。

「国民の力」の支持率は、11月第4週が32%、12月第1週は非常戒厳で27%に落ち、12月第2週、第3週は24%とさらに落ちたものの、1月第2週で34%まで持ち直した。一方、同期間の「共に民主党」の支持率は33%から37%、40%、48%と上昇を続けたが、1月第2週は36%に落ち込んだ。

大統領弾劾に対する賛否は、12月第2週は賛成75%、反対21%だったが、1月第2週の調査では賛成64%、反対32%という結果になった。

4機関合同の全国指標調査でも、「共に民主党」支持率が36%、「国民の力」が32%と、格差はわずかとなっている。

専門家は「野党関係者の失言だけでなく、高位公職者犯罪捜査処の失態なども全て『共に民主党』にとってマイナスに働く」と指摘している。「国民の力」はこの流れを歓迎しつつも、野党への反発が作用したものだとして慎重な姿勢を示しているという。今後、尹大統領の逮捕や拘束、弾劾審判決定などにより、さらに状況は変わると予想されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「欲望と執権欲が見えただけで、国家と国民の未来と理想は見えてこなかった」「非常戒厳に賛成するのではなく、民主党と李在明(イ・ジェミョン)代表があまりにもひどいから逆風が吹いた」「共産党の実態を知った。湖南(ホナム、昔から民主党を支持する地域)の民心も尹錫悦大統領に向いた。戒厳令ではなく戒夢令になってしまったね。何か変だと国民も気付いたんだよ」「民主党に軽く足を突っ込んだ中道の人たちが目を覚ましたんだろう」「従北主体思想派が韓国を転覆させるかもしれない、親中派が韓国を食い尽くすかもしれない、だから国を守らなくてはと思ったのが理由だろう」「国民の力、共に民主党、どちらも解散するのが正解だ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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