2025年1月13日、韓国・マネートゥデイは「日本の大学で講義中に周囲の学生をハンマーで襲った22歳の韓国人女子学生が、犯行の動機はいじめを受けていたことだと主張した」と報じた。

東京・町田の法政大学キャンパスで10日、学生8人がハンマーで殴られ負傷した事件で、同大社会学部の韓国人留学生、ユ・ジュヒョン容疑者（22）が現行犯逮捕された。記事は「日本のメディアは容疑者の顔、年齢、名前など身元を公開した」とも伝えているが、韓国では容疑者の氏名は伏せられ、「ユ氏」などと報じられる。記事に掲載されたユ容疑者の写真もモザイク処理されている。

記事は日本の報道を引用し、ユ容疑者が「日頃からいじめを受け軽く見られていた」「いじめをやめさせるには殴るしか方法がないと思った」などと供述しているが、被害者の中にはユ容疑者と面識がない学生もおり、ユ容疑者が数カ月前にも他の学生に暴言を吐いたり暴力を振るったりするトラブルを起こしていたという証言があることなどを詳しく伝えている。

警察などによると、犯行当時、講義室では「日本経済論」の授業が行われていた。前方の席に座っていたユ容疑者は突然、後方へと歩いて移動し、後方に座っていた数人の学生をハンマーで殴りつけた。犯行後、警備員に取り押さえられると「私は何もしていない」と口にしていたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「犯罪者の人権が大事にされる国、大韓民国」「日本ではフルネームで報じられてるのに、公開しない韓国メディアは何なんだ？」「被害者の人権より犯罪者の人権を守る国」など、韓国での報道の仕方についてのコメントが多く寄せられている。

また、「日本で大勢の留学生が苦労しながら学んでいるというのに。己を省みよ」「こんな人にわざわざ関心を向けていじめたりする？。中高生じゃあるまいし」「同じ大学の学生の書き込みを見ると、ニュースを知って『ああ、あの人か』とすぐ分かったらしいよ。頭を殴ったのは初めてじゃない、前からヤバいやつだと距離を置かれていたそうだ」という声と、反対に「日本はいじめで悪名高いから」「いじめのせいでよほど苦しんでいたんだろう。悪い日本人学生たちめ」という声が上がっている。（翻訳・編集/麻江）