日本人客がダイビング中に死亡、インストラクターらに賠償命じる判決―台湾

Record China    2025年1月13日(月) 14時0分

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2019年に台湾屏東県でダイビング中だった日本人男性が死亡し遺族が賠償を求めていた裁判で、同県の地裁はインストラクターらに対し、賠償金として計約2073万台湾ドルを支払うよう命じる判決を言い渡した。

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台湾メディアの聯合新聞網によると、2019年8月に台湾南部の屏東県にあるダイビングスポットの後壁湖で家族やインストラクターなどとダイビング中だった日本人の鯨井亮治さんが死亡し、遺族が賠償を求めていた裁判で、屏東県の地方裁判所はこのほど、インストラクター夫妻とその会社に対し、賠償金として鯨井さんの両親、妻、娘に計約2073万台湾ドル(約9950万円)を支払うよう命じる判決を言い渡した。判決に不服がある場合は控訴できる。

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判決によると、事故当時は天候が悪く、突風が吹き、波の高さは2~3メートルで、水中視界はわずか2~3メートルだった。鯨井さんに「耳抜き」の訓練をしていたインストラクターとその妻は、鯨井さんが耳抜きがうまくできないことに気づいた。鯨井さんは30分余り潜っていたところで鼓膜が破れ、内耳の骨が損傷して出血し、水中でバランス感覚を失い、インストラクターによる適時の救助を得られないまま溺れて死亡した。

後壁湖

刑事裁判では、過失致死罪でインストラクターに懲役8月、その妻に懲役6月の判決が確定し、会社は営業を停止している。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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