中国で2025年の春節（旧正月）の特別輸送態勢「春運」が14日にスタートしました。期間は2月22日までの40日間です。

交通部門は、社会全体の地域をまたぐ人員の流動量が延べ90億人に達し、過去最高を更新すると予測しています。また、今年の「春運」期間の全国の鉄道の旅客輸送は延べ5億1000万人を突破し、1日当たり延べ1275万人で、昨年の同期より5．5％増加する見込みです。鉄道部門は1日当たり1万4000本以上の旅客列車を手配し、輸送力は前年同期比4％前後増加しました。

中国民用航空局の予測によると、今年の「春運」期間中、旅客輸送量は延べ9000万人を突破する見込みで、全国の1日当たりのフライトは約1万8500便を計画し、前年同期比8．4％増加しました。

交通部門は、今年の「春運」期間中、自家用車での移動は延べ72億人に達し、社会全体の地域をまたぐ人員の流動量の約8割を占めると予想しています。また、高速道路の交通量は1日のピーク値が過去最高を記録する可能性があるとし、分析や判断のうえ、「春運」期間の道路交通は全般的に利用客が多く、中でも、春節前後の短い期間にラッシュが現れる特徴を呈することが分かりました。

現在の乗車券の前売り状況を見ると、出発地は主に上海、広州、北京、深セン、杭州、成都、武漢、重慶、南京、西安となっており、到着地は主に北京、広州、武漢、成都、重慶、上海、鄭州、長沙、西安、杭州などに集中しています。（提供/CRI）