パリ五輪のメダル劣化、すでに100個以上が“返品”=中国ネット「恥さらした」「中国製の方がマシ」

Record China    2025年1月17日(金) 8時0分

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15日、観察者網は、昨年行われたパリ五輪のメダルが早くも劣化し始めており、100個以上が「返品」されたと報じた。

2025年1月15日、中国メディアの観察者網は、昨年行われたパリ五輪のメダルが早くも劣化し始めており、100個以上が「返品」されたと報じた。

記事は、昨年夏に開かれたパリ五輪でメダルを獲得したアスリートの多くが「表面の塗装が剥がれた」「光沢が失われた」との不満を抱いていると紹介。スケートボード男子ストリートで銅メダルを獲得した米国のナイジャ・ヒューストンがメダル受領からわずか10日後に表面が曇り、コーティングが剥がれたことをSNSで公開したと伝えた。

さらに、競泳男子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得したフランス選手からも不満が出ており、ヨアン・ヌドイエブワールが「1924年(パリ五輪)のメダルのようだ」と皮肉交じりにSNSに投稿し、クレマン・セッキは塗装が剥がれた様子を「クロコダイル」と表現したと指摘している。

そして、メダルに関する不満の声の高まりを受けて、国際オリンピック委員会(IOC)が「欠陥のあるメダルを交換する手続きを進めている」とし、交換作業を数週間以内に開始することを発表したほか、フランス国家鋳貨局もメダルの品質問題を認めつつ、昨年8月以来、すでにメダルの交換を始めていることを明かしたと伝え、これまでに交換を受け付けたメダルはすでに100個以上に達していると伝えた。

記事はメダルについて、高級ジュエリーブランド「ショーメ」がデザインを、パリ造幣局が製造を担当し、エッフェル塔から取り外された小さな破片も使われていることが話題となった一方で、五輪開幕前から品質問題が取り沙汰されていたと紹介。特に銅、亜鉛、錫の合金で作られている銅メダルは、銅が空気や湿気に触れると酸化しやすいため劣化する可能性が高いと説明している。

この件について、中国のネットユーザーは「(中国の)義烏で作ったメダルの方がまし」「これはひどい。パリ五輪はかなりのコストがかかっているのに、メダルの質がこんなにひどいなんて」「世界に恥をさらしてしまったね」「娘の学校からもらったメダルは色あせたりしないぞ」「環境保護の観点から、これからの五輪メダルは段ボールや石で作ったらいい」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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