人民網日本語版 2025年1月17日(金) 17時30分
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24年にビザ免除措置を利用して中国に入国した外国人の数は前年比112.3%増の延べ2011万5000人に達した。写真は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の鳳凰古城。
ある外国人ブロガーが昨年、中国の各地を観光した際に撮影したショート動画の中で使った中国語と英語をミックスさせたフレーズ「city不city?(cityかどうか?の意、「不」の読み方は「bu」)」が大バズリしたのに続いて、「金曜日の仕事が終わったら中国に旅行」が今、海外で新たなトレンドとなっている。
中国国家移民管理局が14日に発表した統計によると、2024年の中国の出入国(境)者数は前年比43.9%増の延べ6億1000万人に達した。中国全土の各出入国(境)検査所からビザ免除措置を利用して中国に入国した外国人の数は前年比112.3%増の延べ2011万5000人に達した。こうしたデータは、「China Travel」が大きなポテンシャルを秘めていることを実証している。
中国旅行がますます人気を集めている理由とは何か。
中国が開放を継続的に拡大し、ビザ免除措置の対象国を拡大しているほか、ビザ申請の予約制度を全面的に撤廃し、指紋採取免除の適用範囲を拡大していることで、外国人のビザ免除申請はさらに円滑化している。
トランジットビザ免除措置も継続的に最適化されている。例えば、乗り継ぎ目的で一時入国する場合の滞在時間を240時間に延長したほか、クルーズ船で中国に入国する外国人団体旅行客を対象にノービザ滞在できる措置や、59カ国・地域を対象に海南省に30日間ノービザで滞在できる措置、外国人が9カ所のハブ空港で24時間以内にトランジットする際の検査手続きを免除する措置など、外国人の中国訪問を円滑化する18もの措置が打ち出された。
24年に上海から出入国した外国人は23年通年の2倍に当たる延べ456万人だった。うち、ビザ免除措置を利用して入国した外国人の数は前年の4.7倍に増え、延べ167万人に達した。そして、ネット上で人気となっている上海の観光スポットやストリートは短期旅行でやって来た外国人で大にぎわいとなっている。日本人観光客の久保正篤さんは「以前、中国のビザを取得するには1カ月半必要だった。でも、今は行きたいと思った時に行けるようになった。週末を利用した旅行や短距離旅行がとても便利になった」と述べた。
価値あるものを発掘し、磨きをかける中国には、悠久の歴史を誇る東洋文明、活力あふれる近代的な街、人情味あふれる街の雰囲気、近未来的なテクノロジーなどがあり、外国人観光客に新鮮な体験を提供している。また、文化観光産業の商品供給能力が大幅に高まっているほか、サービスのクオリティや口コミ効果も高まり、中国の観光分野における競争力を押し上げている。
中国の山や川といった自然の風景や変化に富む四季折々の景色なども魅力の一つだ。中国北方エリアの氷や雪が広がる世界や南方エリアの熱帯のビーチ、東部の繁栄した都市、西部の高原や山、川など、壮大な中国の景色を通して、悠久の歴史を誇る中華文明、活気ある発展の勢いなどを感じることができる。
海外のソーシャルメディアでは「China Travel」のハッシュタグがついた投稿が大人気となっている。 実際に足を運べば、中国のことをもっと好きになるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2025/1/16
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