中国国家統計局の康義局長は17日、国務院新聞弁公室が主催した記者会見で、中国の経済規模（GDP）は2024年に初めて130兆元（約2760兆円）を超えたことを明らかにして、このことは中国の総合国力が再び新たな段階に躍進したことを意味すると述べました。

康局長は、「（2012年11月開催の）中国共産党第18回全国代表大会以降、中国の経済規模は1～2年ごとに10兆元の大台を突破するペースを保ってきた。2020年には100兆元（約2120兆円）を、2021年に110兆元（2330兆円）、2022年には120兆元（2550兆円）と立て続けに突破し、2024年には130兆元（約2760兆円）を超えた。十数年の間で、（中国のGDPは当初の）50兆元余りから130兆元余りへの歴史的な躍進を達成した。総合国力が著しく強化された」と述べました。

また、2024年には第2次産業の付加価値が49兆2087億元（1040兆円）、第3次産業では76兆5583億元（1620兆円）に達しました。また、中国では2024年に電気自動車（EV）など新エネルギー車の生産台数は1300万台を、携帯電話の生産台数は16億台を超え、世界一の製造業大国の地位を引き続き維持しています。

康局長はまた、「中国の世界経済の成長に対する年間寄与率は近年、30％前後を保っており、世界の経済成長の最大の動力源になっている。中国は世界の繁栄と発展に積極的な貢献を続けている」と述べました。（提供/CRI）