中国がフォルクスワーゲンのドイツ工場を買収する可能性?―仏メディア

Record China    2025年1月21日(火) 5時0分

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19日、仏RFIは、独自動車大手フォルクスワーゲンのドイツ国内工場を中国が買収する可能性に関する記事を掲載した。

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2025年1月19日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、独自動車大手フォルクスワーゲンのドイツ国内工場を中国が買収する可能性に関する記事を掲載した。

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記事は、南ドイツ新聞の報道として、中国企業は早急に欧州で自動車生産を開始したいと考えており、ドイツのフォルクスワーゲン工場を購入する可能性があるという噂があると紹介。多くのドイツの自動車工場がフル稼働できていないこと、中国メーカーは高額な輸入関税を回避するために欧州での生産拠点を探していることから、この動きは双方にとって「ウィンウィン」のように見えるとした。

また、英ロイターの報道によると、中国による買収は国有企業、民間企業、外資との合弁企業のいずれの形態でも可能性があり、いずれにおいても中国政府が最初から関与し、投資に対して否決権を持つ可能性が高いと指摘した。

フォルクスワーゲンのドイツ工場

一方で、現時点で買収候補となり得るのは、約2300人が働いている一方で来年から新モデルの生産ができなくなる危機に直面していたオスナブリュック工場だったものの、労働組合と取締役会が少なくとも27年まではオープンカーを生産することで合意に至ったと伝えられているため、売却の可能性が低下したほか、労働組合が工場売却に強く反対していることを紹介している。

記事はその上で、南ドイツ新聞が「フォルクスワーゲンは中国における自動車産業の成功例として位置付けられてきたことから、中国企業によるドイツのフォルクスワーゲン工場買収が実現すれば、中国市場にとって大きな成功であり、注目を集めるだろう」と報じつつ、イメージ以外のメリットは少なく、「なぜドイツで生産するのか、東欧や南欧ではないのかという疑問が残る」と指摘したことを紹介。オスナブリュックの地元メディアが「中国資本に工場を買収されることはフォルクスワーゲンにとって恥辱。ただ幸いなことに、その可能性は低そうだ」と報じたことを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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