Record China 2025年1月22日(水) 6時0分
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20日、台湾メディアのFTNN新聞網は、日本の先端半導体メーカー・ラピダスについて「TSMCの敵か味方か」と題した記事を掲載した。資料写真。
2025年1月20日、台湾メディアのFTNN新聞網は、日本の先端半導体メーカー・ラピダス(Rapidus)について「TSMCの敵か味方か」と題した記事を掲載した。
記事は、日本政府と大手企業8社の提携により22年8月に創設されたラピダスについて、今年4月の2ナノメートルプロセス半導体の試作が順調に行けば、27年より生産開始が可能になるとの情報が流れたと紹介。この情報に対し、台湾のシンクタンク「台湾科技力智庫」の烏凌翔(ウー・リンシャン)氏がインターネット番組の中で「ラピダスはTSMCのライバルになるし、日本はTSMCを『仮想敵』と位置付けてきた」との見方を示したと伝えている。
記事によると、烏氏は「日本の政府と民間企業が非常に強い決心を持っていることから、ラピダスはおそらくTSMCのライバルになるだろう」との見方を示した上で、日本が1990年代にメモリチップの生産をやめ、今なおロジック半導体の生産に参加していないものの、関連の設備や材料分野では優位性を持っており「戻ろうと思えばいつでも戻れる状態」にあるとした。
また、TSMCの先端プロセス半導体が世界市場シェアの7割を占める中、顧客が単一サプライヤーからの供給に対する不安視や価格面での交渉の余地の拡大といった観点から、同様の生産能力を持つメーカーの増加を歓迎する傾向にあることを要因の一つに挙げている。そして「TSMCは現時点で、ラピダスを敵と見るべきか、それとも味方と見るべきかを判断する必要がある」との認識を示した。(編集・翻訳/川尻)
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