人民網日本語版 2025年1月22日(水) 0時0分
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浙江省の農村の男性が「うちにご飯を食べに来ませんか」でフォロワーを200万人近く集めた。
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浙江省金華市武義県老氷壇村在住で、200万人近くのフォロワーを抱えるブロガー・鄭文俊(ジョン・ウェンジュン)さんは、「最初のうちは村の風景の動画をアップしていた。それから、『うちにご飯を食べに来ませんか』とネットユーザーを招待し始めるようになり、多い日で100人近くがご飯を食べに来るようになった。これまでに、合わせて約4万人近くを接待した」と話す。中国新聞網が伝えた。
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以前は都市部で働いていた鄭さんは2018年に仕事を辞めて、生まれ故郷に戻り、ショート動画の撮影を始めた。「農村で生まれたので、生まれ故郷に戻って、そこをPRするというのは僕の使命であって、誇りを感じる」と話す。
鄭さんの家は標高700メートル以上の山の中腹にあり、山に囲まれ、絵に描いたような四季折々の景色を楽しむことができる。動画を見ると、鄭さんは方言混じりの中国語で、子供の頃に遊んだ小川やあぜ道、風景などを紹介しており、たくさんのネットユーザーが共感を覚えている。
鄭さんは今、約200万人のフォロワーを抱える「新農民」となっている。そして、注目度が高まったため、ライブコマースを始め、農家の人々の商品の販売ルートを切り開いている。
鄭さんは「僕が売っているのは春茶や干しタケノコ、蜂蜜、梅乾菜など『おふくろの味』ばかり。ライブ配信で販売している商品のほとんどは地元の村民が提供している」と説明する。
鄭さんは自分の家の庭の木の下に小さなテーブル置き、その上にスマホを2台並べ、その前に豚の燻製肉やアヒルの燻製などを並べてライブ配信している。その後ろには連綿続く山が映っており、冬でもその自然の織りなす生き生きとした様子を画面越しに感じることができる。
「今は毎日十数時間フル回転で働いている。とても疲れるが、希望がある。今は春節(旧正月、2025年は1月29日)前で、ライブ配信での売れ行きが伸びている。1日に少なくとも100件以上注文がある。売れ行きがいい時は一度の配信で500件近くの注文が入る」と話す。
「インターネット+農業」が氷壇村の村民に生活を豊かにするためのきっかけを提供し、地元の特産品が山や川を越えて中国全土の各家庭に届けられるようになっている。春はタケノコ掘りをし、夏はレンコンを収穫し、秋は栗拾いをし、冬は燻製肉を作るという日々を送る中で、鄭さんは現地の村民が100万元(約2100万円)以上の増収を手にすることをけん引している。村民らは生まれ故郷で忙しく働き、生まれ故郷で増収を実現しているのだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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