中国の習近平国家主席は21日午後、北京市内の人民大会堂で、ロシアのプーチン大統領とビデオ会談を行いました。

習主席は会談で、「2024年、われわれは多くの重要な共通認識に達した。両国は国交樹立75周年を盛大に祝い、実務協力は安定して進展し、2国間貿易額は増加の勢いを維持している。国連や上海協力機構（SCO）、BRICSなどの多国間プラットフォームにおいて緊密に協力し、グローバルガバナンスシステムの改革と建設により多くのプラスのエネルギーを提供した。今年は世界反ファシズム戦争勝利80周年であり、国連創設80周年でもある。中ロ両国はこれを契機に、国連を核心とする国際システムと第2次世界大戦の勝利の成果を共に守り、各国が国連憲章の趣旨と原則を厳守し、国際社会の普遍的な共通認識である国際関係の基本的な準則を堅持し、真の多国間主義を実践するよう推進しなければならない」と述べました。

プーチン大統領は、「ロ中は互いに信頼し合い、支持し合い、平等に接しており、双方の協力は両国人民の利益に合致し、これまで国際情勢の変化に左右されたことはない。両国間の経済貿易やエネルギー協力が良好な勢いを維持し、互いの国を訪れる観光客が絶えず増加し、双方が多国間の場において緊密な意思疎通と協力を維持していることをうれしく思う。ロシアは、台湾が中国領土の不可分の一部であることを断固として支持し、いかなる形の『台湾独立』にも断固反対する。ロシアは多国間問題における中国との協力を強化し、世界の平和発展のために積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。（提供/CRI）