職業機能競う技能五輪、中国に水をあけられる韓国、2017年に中国が初めて1位―韓国紙

Record Korea    2025年1月25日(土) 17時0分

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世界各国の青年技術者が職業機能を競う技能五輪。韓国は1977年から19回の総合優勝を収めて名声をとどろかせたが、2017年、中国に初めて1位を奪われた後、水をあけられている。写真は技能五輪。

世界各国の青年技術者が2年ごとに集まり、職業機能を競う国際大会の技能五輪。当初は日本が1位を独占していたが、韓国は1977年から19回の総合優勝を収め、「技術韓国」の名声をとどろかせた。しかし、2017年に中国に初めて1位を奪われた後、韓国は毎回2、3位にとどまり、水をあけられている。

1950年から始まった技能五輪の運営は、ワールド・スキルズ・インターナショナル(WSI:WorldSkills International)によって行われ、組織委員会のメンバーは加盟各国からの公式代表および技術代表により構成される。

参加資格は大会開催年に満22歳以下(製造チームチャレンジ職種およびメカトロニクス職種については満25歳以下)の者。過去に同一職種で参加していない者に限る。参加選手は各国Ⅰ型の産業がほとんどだった。

その後、中国は質、量両面で成長を繰り返し、17年大会では韓国が獲得した金メダル(8個)の2倍近い15個を獲得し、トップに立った。その後、3回の大会で中国は韓国との金メダル獲得個数差を9個、10個、26個と広げ、事実上追い上げが不可能なレベルに達した。

韓国政府関係者は「中国が11年大会に初めて参加して以来、継続的に参加規模を拡大し、国家レベルで訓練施設、設備に大規模な集中投資を行ってきた結果だ」と指摘。一国の将来を担う技術人材の競争力でも、中国は韓国を上回っている。昨年9月に閉幕した24年大会でも、中国は36個の金メダルを獲得し、総合1位となった。

受賞種目も見ても、クラウドコンピューティング、第4次産業、モバイルロボティクス、ロボットシステム統合、モバイルアプリ開発、3Dデジタルゲームアートなど先端産業をはじめ、CNCミリング、配管、レンガ積み上げなど伝統産業でも強さを見せた。

化学実験技術、水処理技術など参加分野も多様化。韓国財界関係者は「26年に上海で開かれる技能五輪は中国が全世界に『技術崛起(くっき)』をアピールするイベントになるとみられる」と話した。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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