Record China 2025年1月25日(土) 21時0分
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中国・広東省珠海市のバス停に設置されている「ベンチ」が議論を呼んでいる問題で、地元当局がコメントを発した。
中国・広東省珠海市のバス停に設置されている「ベンチ」が議論を呼んでいる問題で、地元当局がコメントを発した。中国メディアの極目新聞が22日付で報じた。
問題のバス停の「ベンチ」は、直径10センチほどのステンレスの筒を高さ違いで平行に2本並べた形をしており、低い方は腰を掛ける座面として、高い方は背もたれとして使うことを想定したような作りになっている。
記事によると、この「ベンチ」は昨年12月にあるネットユーザーによって撮影され、一部で「人体工学に基づいておらず座り心地が悪い」「ベンチで横になるのを防ぐ目的でこのようなデザインにしているのではないか」など議論が起きていたが、最近にも再び別のユーザーが撮影してSNS上に投稿し、物議を醸したという。
このバス停を通る珠海バスグループの担当者は「一部のバス停は自治体や他の機関によって設置されおり、弊社はこのバス停自体の管理は行っていない」とし、「弊社ではバス停の屋根やベンチなどについて一定の基準を設けているが、このバス停のベンチは確かに奇妙で、当社が管理している他のバス停のベンチとは異なる」と説明した。
同市金湾区交通運輸局も「このベンチの設置はあまり適切ではない」とコメントし、現在問題のバス停を管理しているのは同区内の平沙鎮だとした。そこで、極目新聞の記者が平沙鎮の窓口に問い合わせると「この件については関連部門に状況を確認する」との返答があったという。
ネットユーザーからは「横になることができないし、雨水もたまらないし、座れはするけど長くは座れない。良い設計だと思うが」「道路には土ぼこりが多い。このデザインなら(土ぼこりが)たまらないから清潔を保てる」「材料も少なくて済むし合理的」「汚れにくいし、短時間座るだけなら十分。普通の形の椅子でも汚れて座れなければ何の意味もないだろう」など好意的な声が多く上がる一方、「高齢者や妊婦、子どもが座るのには適さない。バスを利用するのは高齢者と子どもが多く、この層が使いやすい設計にすべき」との意見も出ている。(翻訳・編集/北田)
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