中国・四川省雅安市でこのほど、ネイルガンで誤って母親にけがを負わせた男の裁判が行われた。

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中国メディアによると、2023年9月3日、55歳の男は自宅に面したトウモロコシ畑でカサカサという不審な音を聞いた。野生動物が作物を荒らしていると思った男は自宅からネイルガンを持ち出し、音のする方へ向けて発射。すると、母親の苦痛を訴える叫び声が聞こえてきたという。

男が駆け寄ると、高齢の母親が太ももを撃たれて倒れていた。男と家族は母親を病院に運んだが、男はその途中でネイルガンを捨てたという。

男は昨年、「違法な銃器所持罪」「違法な狩猟罪」などで起訴され、このほど行われた裁判で懲役1年2カ月、執行猶予2年の判決が言い渡された。裁判官は「野生動物による被害に遭った場合は地元の関連機関に連絡し、法に基づいて支援を求めるように」と述べたという。（翻訳・編集/北田）