人民網日本語版 2025年1月24日(金) 19時0分
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8000年以上前に稲作が行われた湖南省の遺跡が発見された。
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湖南省文物考古研究院はこのほど、「湖南省常徳市澧県にある李家崗遺跡で、彭頭山文化時代の古代水田遺跡2カ所を発見した。これは早くも8000年以上前に、現地の先住民が稲作を始めていたことを物語っている」と発表した。新華社が伝えた。
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考古学者のこの発見により、長江中流域における初期の水田の出現時期が2000年近く早くなった。これまで同じ澧県にある城頭山遺跡で、今から6500年前の水田が発見された。
湖南省文物考古研究院の李意願(リー・イーユエン)研究員は、「李家崗遺跡で発見された2カ所の古代水田は遺跡の南北の濠周辺に位置する。南部古代水田の堆積地層は、上から下へ灰褐色から黄褐色を示しており、あぜと田んぼなどの地層関係と結びつけると、ここには早期から晩期の三期水田があったと推定される」と説明した。
考古学専門家が李家崗遺跡の水田地層から取得した多数の稲プラントオパールは、古代水田の存在の確固たる証拠となった。李氏は「稲プラントオパール濃度の測定分析結果によると、大半の土壌サンプルの含有量は1グラム当たり5000粒以上、さらには一部は1万粒以上に達し、いずれも古代水田の判定基準を満たしている」と述べた。
8000年以上前の先住民はどのような稲作技術を持っていたのか?李氏は「北部の古代水田で灌漑用水路と推定される、水田とつながった狭く浅い灰溝(遺物のたまった溝)が発見された。また、水田北部と早期濠の間に明確な共生関係が発見されたことから、この濠は水を引く機能を果たしていたと推定できる」と述べた。
李氏は、「この濠は少なくとも前後3回の浚渫と開削が繰り返された。ここが水資源利用の重要な地域であっただけでなく、これらの用水路の開削が古代水田と密接に関連していたことも示している。はっきりした田んぼや用水路などの構造からは、先住民が成熟した稲作管理を行っていたことが分かる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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