春節連休にEVで旅行、北京市と周辺で充電器を増設―中国メディア

Record China    2025年1月27日(月) 10時0分

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北京市では人々の移動が多くなる春節連休(旧正月連休)を控えて、電気自動車(EV)用の充電スタンドが増設されている。今年は、遠隔操作により稼働する充電車(写真)も初めて投入された。

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北京日報など中国メディアによると、北京市では人々の移動が多くなる春節連休(旧正月連休、2025年は1月28日から2月4日)を控えて、電気自動車(EV)用の充電器が増設されている。今年は、遠隔操作により稼働する充電車も投入された。

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北京市とチベット自治区のラサ市を結ぶ京蔵高速道路の、北京市中心部から北西方向の郊外にある百葛サービスエリアにある充電ステーションは、EV充電の利用者が特に多い。通常は4台の充電スタンドが稼働しており、同時に8台のEVに対応できる。電力配送会社である国家電網傘下の北京市電力は春節期の利用者増加に対応するために、充電スタンド2台を追加設置し、さらに遠隔操作で稼働する充電車1台を配備した。百葛サービスエリアでは充電対応能力が通常時よりも25%向上したという。

また、高速道路の充電ステーションでは、「周辺推奨充電ステーション」の案内を表示し、充電待ちの車両を周辺の空いているサービスエリアに誘導することで、充電待ちの混雑を緩和している。

北京市電力が高速道路の充電ステーションに充電車を配備したのは初めてだ。この充電車は北京市電力職員の操作により、充電が必要な車両の隣まで移動し、EV側が充電器を引き抜いて車両の充電口に差し込んだあとに、充電車に表示されているQRコードをスキャンしてログインし、充電モードを選択することで充電を開始する。60キロワットの直流急速充電機能により、電力量残存量が5%だったEVの充電量を、約30分には50%程度にまで回復させることができるという。


北京市電力はこの充電車を、北京市と黒竜江省ハルビン市を結ぶ京哈高速道路の、北京市東郊外にある田家府サービスエリアにも1台配備した。今回の高速道路での充電車2台投入は、試験的な取り組みとされる。

北京市電力は北京市内の高速道路サービスエリア22カ所に、充電スタンド126台を常設しているが、春節期間中には直流充電スタンド9台を臨時増設した。高速道路以外にも交通の要所5カ所、重点観光区では61カ所、市内の大型商業施設では13カ所、スキーなどのウインタースポーツ施設では5カ所に充電ステーションを追加し、市内合計で充電ステーション108カ所の充電スタンド1833台を稼働状態にしたという。

国家電網北京電力はEV利用者に対して、車両の使用状況を考えて事前に充電計画を立てるよう呼びかけている。出発前に「e充電」アプリにログインすれば、充電ステーション状況に基づいて充電ルートを計画することができるという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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