Record China 2025年2月1日(土) 6時0分
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台湾メディアの中央社はこのほど、トランプ氏の米大統領復帰で中国人の海外脱出に新たな道が開かれたとする記事を掲載した。写真は米連邦議会議事堂。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の中国語版サイトによると、台湾メディアの中央社はこのほど、トランプ氏の米大統領復帰で中国人の海外脱出に新たな道が開かれたとする記事を掲載した。
記事によると、トランプ氏の米大統領復帰で中国人の米国への扉は閉ざされた可能性がある。しかし中国の政治的および経済的見通しに明らかな変化がないため、中国人の海外脱出の動機はそれほど変わっていない。
「走線」を含む中国のさまざまな海外移住ビジネスに詳しい人物によると、この半年余りでターゲットをタイやマレーシア、日本のほか、米国の隣国であるカナダや欧州連合(EU)のスペインに変えた人もいる。「走線」とは、中国から米国に入る際に中米諸国などの過酷なルートを通ることを指す。
この人物によると、マレーシアが人気の移住先としてタイを追い抜いたのは、タイと中国の間で署名された犯罪人引き渡し協定と関係がある。日本が米国や欧州よりも人気がある主な理由は、日本が政策上、一貫して中国からの一般的な移住者を排除してきたにもかかわらず、中国からの投資移民については歓迎していることだという。したがって、「走線」やビザに煩わされたくない高所得の中国人にとって、日本は海外脱出の新たな選択肢となっている。カナダは伝統的に裕福な中国の移住者にとって第一の選択肢であり、裕福ではない人の中には在留期限が超過した後、政治亡命という手段を講じて滞在し続けようとする人もいる。しかし、カナダが観光ビザの発給を厳格化しているのはトランプ氏のホワイトハウス復帰と無関係ではない。
この人物は「もし中国がこのようになっていなかったら、誰が故郷を離れてリスクを負ってまで海外脱出を考えるだろうか」とため息をついたという。(翻訳・編集/柳川)
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