約1カ月の休業が話題になっている中国の女優チャオ・ルースー（趙露思）について、所属事務所がSNS・微博（ウェイボー）で闘病日記の動画を公開し、波紋を広げている。

チャオ・ルースーについては所属事務所が12月末、同月中旬に病院で検査を受け、そのまま休業に入ったことを発表。1月1日にはチャオ・ルースー自身がウェイボーで、数年前からメンタル面に不安を抱え、体調不良の自覚があったことを長文で明かした。

チャオ・ルースーは25日、四川省成都市で行われた飲料メーカー主催のイベントに出席し、約1カ月ぶりに姿を見せたが、26日には所属事務所がウェイボーで約5分の動画を公開。内容はチャオ・ルースーが体調不良で倒れ、歩くこともできない状態から少しずつ回復し、イベントでファンの前に戻るまでの姿を追った闘病日記となっている。

動画の冒頭では、チャオ・ルースーが自分で四肢を動かせない姿や、声を出せず箸も持てないなど、痛ましい様子が映されている。これに続き、スタッフや家族に支えられて回復に向かう様子も収められている。

ストレスや心的外傷による解離性障害が報じられているが、動画のコメント欄には「泣けた」「愛のパワーは素晴らしい」といった感動を伝える声やエールが届けられているものの、チャオ・ルースーを心配する声が圧倒的な数に上る。「数カ月は治療に専念すべき」「今が一番大事な時で油断は厳禁だ」「この先の人生の方がずっと長いのだから頑張らないで」といった声とともに、マネジメント側に向けた批判の意見も多く見られる。

なお、25日のイベントでは元気な顔を見せていたチャオ・ルースーだが、移動の時には人に体を支えられ、つえを使って歩く様子も捉えられている。（Mathilda）