春節祝うイベントで干支・ヘビをモチーフにしたグッズが人気―中国

人民網日本語版    2025年1月29日(水) 12時30分

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春節祝うイベントで干支・ヘビをモチーフにしたグッズが人気となっている。

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中国の「春節(旧正月)」は昨年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。登録されてから初めてとなる春節が29日に到来するのを前に、中国各地の文化イベントでは、今年の干支・ヘビのマスコット「七彩刺桐蛇」のインスタレーションや、巳年をテーマにした切り紙、木版年画(新年に家の門や扉、壁等に飾る版画)、文化クリエーティブグッズのフィギュアなどが続々と登場。巳年の要素と無形文化遺産が一体となった作品やグッズが人気となっている。中国新聞網が伝えた。

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福建省福州市の三坊七巷歴史史文化街区(エリア)では、ヘビをデザインした「福」の字が売れ行き好調となっている。これは表具師である90後(1990年代生まれ)の陳雨(チェン・ユー)さんの手作りで、伝統的な「福」の字の偏や旁にヘビをデザインし、金色の墨汁を使って、自ら書き上げ、額に入れた作品。伝統文化のムードを漂わせるその作品は、現代的な装飾品として飾ることもでき、若者の間で人気を集めている。

飴でありながら、絵でもあり、目でも、舌でも楽しめる糖画(飴細工)は、いつの時代も子供に大人気だ。それだけでなく、今は「糖画」作りは人間とAIロボットが腕を競い合う時代に突入している。AI技術を使うと思い思いの「糖画」を瞬く間に作り出すことができるという。ある観光客は、「職人が作った『糖画』は、細部まで追求されている。一方、AIが作った『糖画』は、とにかく手っ取り早い」と話す。作りたいデザインのイラストを選んでアップロードすれば、AIロボットが約2分ほどでその「糖画」を作り出し、冷えて固まるのを30秒待つと出来上がるという素早さだ。

あるジョージア人観光客は春節イベントで、無形文化遺産をテーマにした文化クリエーティブグッズのシールやマグネットなど、現地の特色にあふれる商品を土産に購入していた。


世界遺産の都市」である福建省泉州市が打ち出した「七彩刺桐巳」のインスタレーションは泉州古城の各観光スポットで展示されている。デザインの異なるかわいいインスタレーション7体には、「閩南文化」と無形文化遺産の要素が融合されている。「海のシルクロードの起点・泉州へようこそ」という歓迎の思いが込められた「海海」「絲絲」「泉泉」「州州」「歓歓」「迎迎」「鯉鯉」という名前が付けられている。そしてこのフィギュアやブレスレット、縫いぐるみキーホルダーなどが、中国国内外から来た観光客の間で人気を集めている。

中国各地の店でも巳年をテーマにした商品が次々と並べられている。例えば、北京の老舗菓子メーカー「稲香村」の旗艦店「稲香村零号店」は、ヘビや赤い鯉をモチーフにした限定版菓子「金蛇献瑞」シリーズを打ち出した。天津の古文化街玉皇閣前広場では、「春節」を前に年越し用品を販売する市場が開かれ、にぎわいを見せている。山東省濰坊市寒亭区の楊家埠恒興義画店では、年画職人が巳年をテーマにした木版年画を急ピッチで作成している。

旅行サイト・携程旅行によると、春節期間中は泉州(福建省)や潮州(広東省)、汕頭(広東省)、自貢(四川省)、大同(山西省)、興義(貴州省)といった比較的ニッチな観光地の人気が急上昇している。また、泉州の髪を後ろで巻貝のような形に結い上げて、その真ん中を魚の骨で固定して、その周りをたくさんの季節の花や絹製の花を挿して飾り立てる「簪花圍」や潮州の伝統舞踊「英歌舞」、安徽省歙県の魚灯(魚の形をしたランタン)などが人気の無形文化遺産となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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