CRI online 2025年1月27日(月) 15時50分
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中国で2025年の春節が近づくにつれ、本来なら祝日に伴って上昇するはずの航空券価格が、今年は静かに下がり始めています。写真はハルビン太平国際空港。
2025年の春節が近づくにつれ、本来なら祝日に伴って上昇するはずの航空券価格が、今年は静かに下がり始めています。この異常現象は、社会各界から注目を集めていています。
ある観光客は19日、「この間、春節期間中の北京から広東省珠海までの家族3人分の航空便を予約し直したら、同じ便なのに半月前に予約したときより1人当たり600元(約1万2800円)余り安くなっていた」と話しました。この路線だけでなく、春節期間中の北京~三亜(海南省)往復などの人気路線の運賃も下落傾向にあり、中には1000元(約2万1400円)以上安くなった便もあります。
データによると、このところ、複数の路線の航空券の価格が大幅に下落しており、わずか100元(約2100円)という激安の路線も出現しています。例えばチケットだけの場合、最も安いものは天津~上海が145元(約3100円)、大同~西安199元(約4200円)、北京~上海213元(約4500円)、三亜~北京230元(約4900円)などです。
中国大手のオンライン旅行プラットフォーム「去哪兒旅行(Qunar)」(チューナー)によると、一部人気路線の26~28日の価格は春節期間中の特別輸送態勢「春運」のピーク時より500元(約1万700円)以上安くなっています。北京~三亜を例に取ると、25日の北京発直行便の価格は1965元(約4万2100円)ですが、26日以降下がり始め、26日の最も安いものは1700元(約3万6400円)、28日(大晦日)の最も安いものは1159元(約2万4800円)となっています。この価格動向は、春節期間中は全体的に上昇する例年の状況とは対照的です。
オンライン旅行会社最大手Ctrip(携程)の孫為立グループ地域政務総経理はこれについて、「航空券価格変動の背景には、輸送力の向上、需給関係の変化、高速鉄道への分散などさまざまな要因が密接に関わっている。航空券の価格は需給関係により上がったり下がったりするものだ」との見方を示しました。
高速鉄道網の整備に伴い、移動の選択肢が増え、高速鉄道の利用を選択する旅客もいます。また、春節期間中は自家用車を使った旅行も人気になっています。交通運輸部門の予測によると、今年の春運期間中は自家用車による移動がメインで、延べ72億人に達する見込みです。こうした移動方法はいずれも民間航空への需要をある程度分散させ、航空券価格に影響を与えています。(提供/CRI)
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