米政府AI責任者「米国は3~6カ月ほど中国よりリードしているが、急速に追い上げられている」

Record China    2025年1月31日(金) 12時0分

拡大

トランプ米政権で人工知能(AI)の責任者に起用されたデービッド・サックス氏はこのほど、中国のAIスタートアップ、DeepSeekがAIにおける米国の優位性に何を意味するかについて語った。資料写真。

中国メディアの参考消息によると、トランプ米政権で暗号資産と人工知能(AI)の責任者に起用されたデービッド・サックス氏は28日の米FOXニュースの「ザ・ストーリー」で、中国のAIスタートアップ、DeepSeekがAIにおける米国の優位性に何を意味するかについて語った。

サックス氏は「中国企業は急速に追い上げていると思う」との認識を示し、「われわれはこの分野でリーダーシップを失ってはいない。DeepSeek-R1は、約4カ月前に発表されたOpenAIの最新モデルのo1と同等の性能を持つ。だから彼らはわれわれのすぐ後ろに迫っている。われわれは3~6カ月ほど彼らよりリードしていると思う。しかし彼らは非常に急速に追い上げている」と語った。

また「DeepSeekがAIモデルを効率化する新しい方法を示したのは事実であり、AI企業もそうした効率化技術を学んで採用するだろう。しかし、拡張性と計算能力は依然として必要であり、そのためにはデータセンターが不可欠だ」とも付け加えた。

サックス氏はさらに、前政権下での米AI企業の優先事項を批判し、「わが国のAI企業は少し気を取られすぎていると思う。正直に言うと、少し油断しすぎているのかもしれない。中国企業がいかに自分たちに近いかに気づいておらず、多くの時間を無駄にした。油断していると、世界的な競争はないと考えてしまう」とした上で、「われわれは重要でないことに気を取られる余裕はない。トランプ大統領が言ったように、これは警鐘だ。競争することにもっと集中しなければならない」と助言した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン・ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携