チベットティンリ地震被災地の村民ら、避難先で新春迎える

CRI online    2025年1月31日(金) 8時30分

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中国西部チベット自治区シガツェ市ティンリ県で7日、地震が発生しました。チベット暦の大みそかの29日、被災地の村々では新年に向けた準備が行われていました。写真は年越しを祝って「鍋荘」を踊る人々。

中国西部チベット自治区シガツェ市ティンリ県で北京時間7日午前9時5分、深さ10キロを震源とするマグニチュード6.8の地震が発生しました。また、それ以降も14日午前8時までに計3614回の余震が発生しており、最大余震はマグニチュード5.0と記録されました。地震発生から22日がたった29日は、中国の春節(旧正月)で、チベット暦の大みそかにあたります。この日、被災地の村々では、翌日のチベット暦の新年に向けた準備が忙しく行われていました。また、28日夜には、チベット族に伝わる伝統舞踊「鍋荘」を踊り、暖かく穏やかな新春を迎えました。

新年を迎えるに先立ち、ティンリ県曲洛郷熱木青村にある避難拠点では、被災した村民48世帯262人全員がここに建てられた仮設住宅に引っ越しました。どの家のドアにも「福の字」が貼られ、飾り物の中国結びが掛けられています。大きな赤いランタンが高く掲げられ、避難拠点は華やかに「おめかし」されました。和やかでめでたい雰囲気の中、村民らはギョーザや、チベット族の伝統料理「古突(生麩、羊肉、人参果などと一緒に煮たお粥)」を作り、仮設住宅の中で年越しの宴が暖かく行われました。

ティンリ県曲洛郷熱木青村に暮らすアワンジャサンさんは、「避難拠点での年越しとなったが、家族みんなが集まっているので、心は暖かい」と話しました。

同県尼轄郷轄措村では、国家級無形文化遺産の「定日洛諧」という音楽と踊りのパフォーマンスで新春の雰囲気を盛り上げ、お祝いの衣装を身にまとったチベット族の人々がたき火を囲み、六弦琴を弾き、民謡を歌いました。

この村の村民、ルオサンジャサンさんは、「大晦日に洛諧を踊って祝福を表し、新年のみんなの健康と繁栄、そして故郷の早期復興を祈っている」と語りました。

ティンリ県は、新春を前に、3カ月分の物資と正月用品を事前に補充して、被災地の各避難拠点の需要に応じていつでも調達でき、人々が暖かく年越しができるよう努めました。

尼轄郷轄措村に暮らすダワーさんは、「今年は仮設住宅で新年を迎えたが、正月用品の準備が十分で、住む場所もとても暖かく、家のぬくもりを感じられています。新年には新しい生活を始めたい」と話しました。(提供/CRI

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