anomado 2025年2月1日(土) 15時40分
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話題作の一斉上映で盛り上がりを見せている中国の春節映画。SNSに鑑賞体験が続々と投稿され、口コミで明暗が分かれているもようだ。
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話題作の一斉上映で盛り上がりを見せている中国の春節(旧正月)映画。SNSに鑑賞体験が続々と投稿され、口コミで明暗が分かれているもようだ。
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視聴者評価が最も高かったのは、アニメ映画「哪吒之魔童鬧海」。1月31日午前0時時点で10億元(約212億円)の興行収入をたたき出し、最終的には50億元(約1061億円)に達するとの楽観的な見通しとなっている。これに続くのは「唐探1900」。興収は9億元(約191億円)で、最終興収は37億元(約785億円)の予測。「封神第二部:戦火西岐」と「射鵰英雄伝:侠之大者」はそれぞれ6億元(約127億円)と4億3100万元(約91億7000万円)で3位と4位につき、最終的には15億元(約318億円)、10億元(約212億円)で落ち着くとの観測が出ている。
この中で、映画視聴者の意見が最も割れたのはツイ・ハーク(徐克)監督とシャオ・ジャン(肖戦)のタッグによる武侠映画「射鵰英雄伝:侠之大者」だ。出演者の演技、雄大で美しい舞台を評価する反応が見られた一方で、「膨大なストーリーを映画に詰め込んだ結果、メインキャラクターの関係性と背景の紹介に尺の9割が使われ、国家の大義に関わるモンゴルと南宋との間の襄陽の戦いはわずか1割だった」「トップ同士の対決シーンでは『かめはめ波』効果ばかりで見たいアクションが期待できなかった」「ジュアン・ダーフェイ(荘達菲)は黄蓉の小悪魔感を表現できなかった」などの不満も噴出している。
前売り券の売り上げで2025年の春節作品トップ、歴代5位の記録を打ち立てた「射鵰英雄伝:侠之大者」だが、上映後には徐々に失速し、興行成績が4位へと後退。ネットではツイ・ハーク監督の腕の衰え、シャオ・ジャンの今後と武侠映画の未来を心配する声が続出している。
しかし、衰退期に入っている武侠映画にとって「射鵰英雄伝:侠之大者」の成績は決して悪いものではない。近年最も注目された武侠映画の興収上位2作品は、ツイ・ハーク監督による「王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン」(18年)の6億600万元(約128億円)と「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」(11年)の5億3900万元(約114億円)だ。前売り券と当日券を合わせすでに4億元を超え、最終的に10億元前後の興収が予測されている本作は際立つ一作とも言える。(翻訳・編集/RR)
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