登山補助ロボットを着用して世界遺産の泰山に登った結果は―中国メディア

Record China    2025年2月2日(日) 16時10分

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山東省にある世界遺産でもある泰山に登った観光客の王さん(写真)は叫び声を上げた。王さんは登山を補助する「人体外付けロボット」を着用していた。

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「これは使える!」―。山東省にある泰山に登った観光客の王さんは、興奮して叫び声をあげた。アニメ作品の「機動戦士ガンダム」みたいだとも言った。中国メディアの泰山晩報などが伝えた。

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中国山東省にある泰山は昔から道教の聖地とされており、文化遺産と自然遺産を兼ねるユネスコの複合世界遺産として登録されている。泰山を訪れる観光客は多く、登山ルートは整備されているが、健脚の持ち主でないと、登りきるのはやはり厳しい。王さんは泰山文旅集団と広東省深セン市に本社がある肯綮科技が開発した「人体外付けロボット」を着用して泰山登山を試みた。

王さんによると、ロボットを着用したところ、足の負担を感じなくなり、だれかに引っ張られるような感じで登っていけたという。ロボットの自重は1.8キログラムで、腰と足の部分に装着する。人体工学に基づいて設計されておりAIアルゴリズムや電子工学などの技術を駆使して、人の下肢を運動させる意志を感じ取って適切に補助してくれる機器だ。王さんは、泰山に登るのは平地を歩くよりも軽快だったと説明した。このロボットは5時間の連続使用が可能だ。


泰山文旅集団の関係者によると、泰山にはロープウェイが設けられていて高齢者など足腰の弱った人も登山が可能だが、ロープウェイを利用したのでは見ることのできない景観がある。登山補助ロボットはそのような問題を解決して、登山を堪能することができる。また、泰山登山だけではなく、フィットネスやランニング、日常的な歩行、生活や仕事などに広く応用することができる。

現在は試験段階であり、3月上旬には市場で売り出されるという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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