中国各地で暮らすパンダの新年の「食事初め」

Record China    2025年2月1日(土) 15時50分

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中国が春節(旧正月)を迎えた29日、中国各地で暮らすジャイアントパンダの新年最初の食事の様子が公開されました。写真はジャイアントパンダの好物の窩頭を作る北京動物園のスタッフ。

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中国の希少絶滅危惧種の数は長年の保護活動を経て、着実に増加しています。中国が春節(旧正月)を迎えた29日、中国各地で暮らすジャイアントパンダの新年最初の食事の様子が公開されました。

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中国北部北京市にある北京動物園には、現在10頭のジャイアントパンダが飼育されています。春節当日、スタッフは早朝から、パンダのための「窩頭(ウオトウ)」(トウモロコシなどの穀物で作られる中国北部の主食のひとつ)をこしらえました。窩頭は、油分、糖分、脂肪分を控えめにした改良版で、中にはナツメも詰められました。中国北部では春節は餃子が欠かせない食べ物です。パンダたちにももちろん、餃子の形に整えられた窩頭が与えられました。

中国東部浙江省杭州市の杭州動物園では、スタッフが団らんを象徴する丸い窩頭を作りました。主食だけでなく、野菜や果物の種類も豊富です。

正月らしい食事を楽しむ杭州動物園のジャイアントパンダ

中国西部甘粛省蘭州市にある蘭州野生動物園でも、ジャイアントパンダの鴻禧(ホンシー)、曼蘭(マンラン)、家宝(ジアバオ)、満満(マンマン)がそれぞれの食事を楽しみました。家宝と満満の食事は、ニンジンやリンゴ、タケノコをタンフールー(サンザシなどの果物を串に刺して飴がけにした中国の伝統的なおやつ)の形にしたものです。探索しながら食べられるよう、高いところに置かれました。鴻禧には、笹の葉がいっぱいの竹、曼蘭には竹かごいっぱいの食べ物で、特にニンジンや特製の窩頭がお気に入りのようでした。

飼育スタッフ特製の窩頭をほおばる蘭州野生動物園のジャイアントパンダの曼蘭

中国東部江蘇省南通市の南通森林野生動物園では、ジャイアントパンダの星輝(シンホイ)と星繁(シンファン)の好物のトウモロコシに加え、飼育スタッフらがニンジンやリンゴ、カボチャで作ったおもちゃの形の食べ物も与えられました。

片手にトウモロコシ、片手にカボチャを持つ南通森林野生動物園のパンダ

中国北部内蒙古自治区オルドス市のオルドス野生動物園では、ジャイアントパンダの七巧(チーチャオ)と七喜(チーシー)の串刺しのフルーツを入れた特製アイスケーキがお年玉として送られました。(提供/CRI

アイスケーキに興味を示すオルドス野生動物園の七喜

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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