Record China 2025年2月5日(水) 5時0分
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3日、独ドイチェ・ヴェレは、環境保護団体が実施した検査でドイツの海岸から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたと報じた。
2025年2月3日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、環境保護団体が実施した検査でドイツの海岸から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたと報じた。
記事は、先日デンマークとオランダの海岸で、海面の泡から高濃度のPFASが検出されたのに続き、環境保護団体のグリーンピースがこのほどドイツの北海、バルト海沿岸で実施した検査でも複数の地点で極めて高い濃度のPFASが検出されたと紹介。中でもバルト海沿岸のキューリングスボルンでは海水1リットル当たり160ミリグラムに達したとし、ドイツ政府は現時点で海面の泡に含まれるPFAS濃度に関する基準値を設けていないものの、デンマークが規定する基準値の4000倍に当たると伝えた。
その上で、PFASについてフライパンの焦げ付き防止加工やアウトドア用の防水製品、太陽光発電パネルのコーティングなどに広く用いられている一方、専門家からは発がん性がある上に安定した化学構造を持ち、環境中や人体内でほとんど分解されないため、人体に対して明らかに悪影響があるとの警告がしばしば出されてきたと解説。グリーンピースの見解として、海面の泡に含まれるPFASは皮膚を通じて吸収される可能性があるだけでなく、エアロゾル(微粒子)として吸入されたり、誤飲したりすることもあり、特に海で遊ぶ子どもたちのリスクを増大させると伝えた。
また、PFASは疎水性を持つことから、海岸では海水中よりも海面上の泡のほうが濃度が数倍高くなる可能性があると科学者らが推測しているとも紹介した。
記事は、デンマークやオランダ、スウェーデン、ノルウェーなどの近隣欧州諸国がPFASの全面禁止を積極的に推進しているのに対し、化学産業が主力産業の一つであるドイツの対応はやや曖昧だと指摘。オランダの治水行政組織である水管理委員会が昨年秋にドイツ政府に対し「この問題に対して十分な対応を取っていない」とする書簡を送るなど、周囲からは批判の声が出ているとした。
そして、批判に対してドイツ連邦環境省が「わが国の対応は欧州連合(EU)の規定に準拠しており、現時点では産業排水に対するさらなる厳格な規制を導入する計画はない」との見解を示し、ドイツ政府報道官も「ライン川流域の欧州諸国と協議を続けている。欧州委員会の行動計画に基づきPFASのさらなる拡散を防ぐ方針だ」と強調したことを伝えている。(編集・翻訳/川尻)
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