中国の棋士を怒らせたルールを廃止、韓国棋院に「中国囲碁界の攻勢に屈した」と批判殺到

Record Korea    2025年2月4日(火) 16時0分

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3日、韓国メディア・スポーツ韓国は「ミスは中国側が犯したにもかかわらず、中国囲碁界の攻勢に屈した韓国棋院が死に石の管理に関する規定を改正した」と伝えた。資料写真。

2025年2月3日、韓国メディア・スポーツ韓国は「ミスは中国側が犯したにもかかわらず、中国囲碁界の攻勢に屈した韓国棋院が死に石の管理に関する規定を改正した」と伝えた。

記事によると、韓国棋院は同日に緊急運営委員会を開き、死に石に関するルールに2回違反した場合に適用される反則負けの規定を廃止すると発表した。

韓国棋院は「今後、世界大会で問題なく通用する規定を制定するため、中国や日本と積極的に協議していく」との考えを示した。

死に石の管理に関する規定は、韓国で先月行われたLG杯決勝戦で大きな波紋を呼んだ。中国の柯潔(コー・ジエ)九段は、相手から取った石を規定通りに碁笥のフタの上に置かなかったことで22日の第2局で反則負け、23日の第3局で棄権負けとなった。

死に石の扱いは国ごとに異なり、中国の囲碁界に同様の規定はない。そのため柯潔九段は判定に不満を示して授賞式を欠席し、その後自身のSNSで「LG杯の結果を受け入れられない」と訴えた。中国囲棋協会も、韓国が主催する世界大会への不参加を宣言するなど強く反発。これを受け韓国棋院は、早急に関連規定の改正に向けて協議する考えを示していた。

記事は「考え方の違いは相互に尊重するべき」「昨年11月に新設された韓国の死に石の管理規定は、事前にすべての外国の囲碁団体に通知されていた」「LG杯は韓国棋院が主催した大会で、韓国の規定が適用された」「死に石の管理規定のLG杯への導入は正当な手続きを経て行われた」などと説明し、「今回の規定改正は、中国囲碁界の攻勢に屈したも同然。ミスを犯していないのにミスを認めたようなものだ」と批判している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも「韓国棋院にプライドはないの?」「お金のため?」「法律とルールは守るためにつくられた。万人共通。ホームレスだろうが大統領だろうが関係ない」「韓国棋院の会長は辞任するべき。正当性を守らなければならない協会が中国にへつらう姿を見せるなんてあってはならないこと」「だからイ・セドルは囲碁をやめた。韓国棋院自体に問題が多い」「いっそ中国を除外するべき。ルールを好き勝手に変えるなんて」「中国とは縁を切ろう。韓国の棋士は韓国の大会だけに出場し、中国の棋士は中国の大会だけに出場すればいい」「韓国棋院にはがっかり。もう囲碁は見ない」など不満の声が殺到している。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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