切符を買ったのに乗客が多すぎて列車に乗れず、「不正乗車」が原因か―中国

Record China    2025年2月7日(金) 15時0分

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中国・内モンゴル自治区フフホト市から浙江省杭州市へ向かう列車で、チケットを購入したにもかかわらず人が多すぎて乗車できないという事態が発生した。

中国・内モンゴル自治区フフホト市から浙江省杭州市へ向かう列車で、チケットを購入したにもかかわらず人が多すぎて乗車できないという事態が発生した。

中国メディアの極目新聞などによると、春節(旧正月)連休最終日となった4日、河南省のあるネットユーザーが動画を投稿し、フフホトから杭州へ向かうK774列車が途中駅に停車した際、車内が混雑していたため一部の客が乗車を拒否され、切符があっても乗せてもらえなかったと明かした。

現場で撮影された動画には、ホームや列車内が人でごった返し「押すな!押すな!」との声が上がる様子が映っている。

駅係員は5日、騒動があったことを認めた上で、「多くの人が『短距離購入・長距離乗車(短い区間の切符を購入して乗り越す)』をして、予定された駅で降りなかったため、乗客が増え続けた」と説明。乗れなかった客には切符の払い戻しが行われ、それぞれ後続の列車に乗ったり、別のルートで帰宅したりしたという。

鉄道サービス「12306」の担当者は本件に関する情報は聞いていないとしつつ、「短距離購入・長距離乗車」によって定員オーバーになる問題への対応については「現場のスタッフによる」と回答した。「短距離購入・長距離乗車」は旅行の途中で変更があった客や、祝日などのピーク時に(目的地までの)切符が手に入らない客のために一部認められていたが、現在では不正に利用し、乗り越し料金を支払わない客も少なくないという。

中国のネットユーザーからは「切符があるのに乗れないのは『短距離購入・長距離乗車』を助長する。有効な切符を持たない者は列車から降ろすべき」「『短距離購入・長距離乗車』の罰金を10倍にすべきだ」「ルールに問題がある。客のせいではない」「『短距離購入・長距離乗車』も仕方なくやっていること。列車が満杯ならそういう人たちは一度降りて後続車を待てばいい」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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