指先を刺すことなく、糖尿病患者の非侵襲的血糖モニタリングを実現する新技術―中国

人民網日本語版    2025年2月7日(金) 17時30分

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中国の無侵襲血糖測定技術が5日、「ネイチャー・メタボリズム」にオンライン掲載された。

上海交通大学医学院付属瑞金病院国家内分泌代謝病臨床研究センターの王衛慶(ワン・ウェイチン)教授のチームと瑞金病院医療チップ研究所、関連研究員チームが共同で開発した無侵襲血糖測定技術が5日、「ネイチャー・メタボリズム」にオンライン掲載された。中央テレビニュースが伝えた。

この研究は、多重微小空間オフセット型ラマン分光(mμSORS)スペクトル技術という無侵襲血糖測定技術を独創的に生み出した。検出機器に手のひらを軽く当てるだけで血糖値を正確に測定することが可能で、侵襲的な血糖測定がもたらしていた痛みや感染リスクを回避できる。

世界の糖尿病患者は5億人を超え、中国の成人の糖尿病罹患率は12%にも達しており、糖尿病は深刻な公衆衛生上の問題となっている。血糖値を効果的かつ定期的に測定することは糖尿病管理の基礎となるが、現在行われている通常の血糖値測定法はすべて皮膚を侵襲するもので、痛みや不快感、さらには血液感染などの問題を引き起こす可能性があり、患者の長期的な血糖値モニタリングへのコンプライアンスが低下している。ここ数十年来、非侵襲血糖測定技術は次第に研究のホットスポットになってきたが、精度と汎用性において常に大きな課題に直面している。この技術は個々のキャリブレーションを必要とせず、即時検査が可能で、年齢、肌色、肥満度にかかわらず、今後の大規模な利用に向けて良い汎用性の基盤を築いている。(提供/人民網日本語版・編集/ES)

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