中国国務院弁公庁がこのほど中国国家発展改革委員会と体育総局に再通達した「質の高いアウトドアスポーツスポット建設に関する指導的意見」は、2030年をめどに、中国全土に質の高いアウトドアスポーツスポットを約100カ所建設し、アウトドアスポーツ産業が新たな経済成長ポイントになるよう促進すると明確に言及している。

「意見」は、質の高いアウトドアスポーツスポット建設に関して、以下の六つの要求を提起している。

（1）ハイクオリティーのアウトドアスポーツ資源を合理的に活用し、環境保全を前提として、アウトドアスポーツを秩序に基づいて発展させ、質の高いスポットを合理的に配置すること。

（2）アウトドアスポーツ施設の建設を強化し、関連サービス・施設の水準を高め、質の高いアウトドアスポーツスポットのアクセスを向上させること。

（3）アウトドアスポーツ関連の商品・サービスのアップデートを促進し、商品のクオリティーとサービスの水準を高め、消費体験を向上させること。

（4）アウトドアスポーツの大会・イベント体系を整備し、大衆的で全国的な大会を増やし、大会・イベントを巡る国際協力を強化すること。

（5）アウトドアスポーツなどの産業融合発展を促進し、アウトドアスポーツの関連産業を押し上げる役割を十分に引き出し、所在エリアの雇用・増収を促進すること。

（6）アウトドアスポーツの安全管理の水準を高め、アウトドアスポーツの安全保障対策を最適化すること。（提供/人民網日本語版・編集/KN）