Record ASEAN 2025年2月9日(日) 9時0分
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中国紙・環球時報は6日、フィリピンメディアのVISORが「中国車は中国製携帯電話の成功を複製中だ」とする記事を掲載したと伝えた。写真は中国の国産自動車。
中国紙・環球時報は6日、フィリピンメディアのVISORが「中国車は中国製携帯電話の成功を複製中だ」とする記事を掲載したとして、その内容を伝えた。
記事によると、フィリピンの自動車市場にとって2024年は「転換の年」と広く受け止められている。中国製自動車が日韓ブランドに代えられる存在としての位置付けに成功して消費者のリスペクトを集めた年だといい、フィリピンで今、「電気自動車(EV)」と聞いて人々が思い浮かべるのはほとんどが中国メーカーだ。唯一の例外が米テスラという。
記事は、「今日の自動車業界の現実として中国製自動車が市場に殺到していると言うなら、10年前の中国製携帯電話も同様だった」と述べて、24年の自動車市場と同じ現象が15年の携帯電話市場でも見られたと説明した。
さらに両者の間には驚くほど似た部分が存在するとも記し、「当時、フィリピンのローカルブランドは外国ブランドが参入したがらない市場を埋めた。フィリピンブランドは大衆市場で主導的地位を占め、より成熟した日韓ブランドは1万ペソ(約2万6000円)以上の価格帯で市場をしっかり握った。そして、その後中国から参入した『異端者』は初心者向けからハイエンドまであらゆるグレードに目を向けた」と続けた。
フィリピンで「品質が悪い」「厚くて重い」などの評判をなくす必要に直面した中国勢だが、品質問題の解決や一貫した手頃な価格で「中国製」はすぐに問題にはされなくなったという。
記事は「中国の携帯ブランドはイノベーション分野で先頭に立っている」と記し、「ここで今の自動車業界で見られる状況に戻ると、中国は再び猛烈なスピードでイノベーションを進め、他の国々は追い上げに努力しているところだ」と言及。さらに「これは自動車業界にとって何を意味するのか」と問い掛け、「携帯電話市場で起きた変化を振り返ると、中国ブランドが大挙して参入することは自動車市場の再編を継続させる。現状に満足したり上を目指さなかったりするメーカーは端に追いやられることになる」と締めくくった。(翻訳・編集/野谷)
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