アジア冬季競技大会のテクノロジー―中国メディア

人民網日本語版    2025年2月9日(日) 20時30分

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第9回アジア冬季競技大会がハルビン市で開催される。

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アジア冬季競技大会雪上競技開催地であるヤブリスキー観光リゾートに向かう「亜雪道路」で、車輪と路面の摩擦音と共に、第9回アジア冬季競技大会のテーマソング「ハルビンの雪」の陽気なメロディーが期待通りに銀世界に響き渡っていた。新華社が伝えた。

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第9回アジア冬季競技大会は間もなくハルビン市で開催される。現地は中国内外の選手と観光客を迎えるため、科学技術のエンパワーメントにより雰囲気を盛り上げている。黒竜江省道路建設センター亜雪道路改修拡張プロジェクト弁公室工程部の張紹駿(ジャン・シャオジュン)部長は、「道路が『歌を歌う』のは、選択した楽曲を音楽道路シミュレーションによりファイルを作成し、さらに異なるメロディーに対応する間隔とサイズを決め路面に溝を刻むことで、車が特定のスピードで通過すると共振によって美しい音楽が流れるようになっている」と述べた。

第9回アジア冬季競技大会聖火リレーが3日、ハルビンで行われた。トーチのデザインは、透明な氷と雪の結晶を組み合わせた白いグラデーションの外観で、点火後に氷と炎が交わる効果を持つ内部設計を採用。テクノロジー感満載で、「氷の都」の活気と活力を最大限に際立たせている。これはハルビン工程大学軽質機能材料チームが選定した透明で特殊な機能材料だ。


ハルビン工程大学材料科学・化学工程学院の孫高輝(スン・ガオフイ)教授は、「設計コンセプトを実現するためには、本体の材質の選択と機能の強化が極めて重要だ。透明度、耐ヒートサイクル性、難燃性などの技術要件を満たす上、複雑な構造およびグラデーション効果成形の実現可能性とコスト削減なども考慮する。持続的な最適化により、最終的にトーチ全体の安定性を保証した」と述べた。

第9回アジア冬季競技大会カーリング競技が4日、哈爾浜平房区カーリング館で始まった。応援と歓声が館内に響き渡った。


平房区カーリング館運営チーム会場施設運営メンテナンスマネージャーの趙冠男(ジャオ・グワンナン)氏は、「カーリング館は建設において音声音響、幾何学音響、建築音響システム工学を十分に考慮した。集中型サウンドリインフォースメントシステムと分散型サウンドリインフォースメントシステムという2セットの独立したサウンドリインフォースメントシステムを特別に設計・構築することで、大会への支援を行っている。会場内のエコーを除去し、クリアで均一な音響環境を実現し、中国のスマート製造を示している」と説明した。

テクノロジーの手段は大会の審判においても重要な役割を果たす。ショートトラックスピードスケートを例にすると、選手は111.12メートルのトラックを速度50km/h以上で滑走する。人の手による周回カウントミスを回避するため、周回カウントシステムが誕生した。

ハルビン体育学院の単保海(シャン・バオハイ)教授は、「そのチームは長年にわたり中国スピードスケート協会と中国内外の大規模大会にサポートを提供しており、豊富な技術的蓄積がある。チームのメンバーは、今回アジア冬季競技大会ショートトラックスピードスケートに提供する周回カウントシステムとリプレイシステムに自信を持っている」と説明した。

中国が独自に開発したこのリプレイシステムは、競技中のすべての細部を詳細に記録できるだけでなく、革新的な「直進+追跡」2画面表示機能を導入し、審判の判定効率を大幅に高めている。単氏は、「この技術イノベーションは判定時間の短縮、正確なジャッジを行う上で重要な役割を果たしている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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