Record China 2025年2月10日(月) 23時0分
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中国の映画市場を驚異的な数字で盛り上げているアニメ作品「哪吒之魔童閙海」は、中国のアニメ会社130社余りが背後にいることも話題だ。
中国の映画市場を驚異的な数字で盛り上げているアニメ作品「哪吒之魔童閙海(ナタ2)」は、中国のアニメ会社130社余りが背後にいることも話題だ。
今年の春節(旧正月)元日の1月29日に公開された「哪吒之魔童閙海」は2019年に大ヒットした「哪吒之魔童降世(邦題:ナタ~魔童降臨~)」の続編。興行収入は2月6日午後9時半過ぎ時点で世界の単一映画市場における歴代2位に浮上し、翌7日の午後0時半ごろまでにさらに1億元(約21億円)以上積んで64億元(約1335億円)を突破したとのデータが報じられた。
中国メディアの中国経済週刊は記事「『ナタ』は始まりに過ぎない」の中で、「2025年の年明けの映画市場が振るわなかったことなどで春節シーズンにも悲観的な見方が出ていたが、実際には春節映画の興行収入と観客動員数はどちらも記録更新だ」「中国映画市場は依然、巨大な潜在力を持っていることが示された。質の高い内容であれば市場に認められるということだ」などと指摘している。
さらに「特筆すべき点」として挙げたのが、「『ナタ』は急に現れたのではなく、近年の国産アニメの発展の縮図であり、背後には業界全体の台頭がある」という状況だ。
記事は「『哪吒之魔童閙海』の現在の成功は制作チームの5年に及ぶ努力だけでなく、業界全体の共同サポートなしではあり得ない」と述べて、エンドロールには130を超える中国のアニメ会社の名前が並ぶと紹介した。
そして、こうした「手間をかけて丁寧に作業する」「他者の長所に広く学ぶ」といった創作姿勢が観客を呼ぶ鍵であり、中国の映画産業がレベルアップする王道とも言及。「今、観客からは精彩なストーリーだけでなく、作品が持つ意味合いや深みがより求められている」などと指摘した上で、「『良い作品こそ良い市場が得られる』。これは過去の経験の総括であるだけでなく、今後の中国映画市場への期待だ。われわれは信じている。『ナタ』は始まりに過ぎない」と結んだ。(翻訳・編集/野谷)
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