ドン・ウェイ（鄧為）が主演の中国の時代劇ドラマ「仙台有樹」が、目下最大のライバルとされる時代劇ドラマ「掌心」を上回る人気を示している。

「仙台有樹」はファンタジー時代劇「長相思」で人気急上昇したドン・ウェイが初めて男性主人公を演じる主演ドラマ。7日に動画配信サービス・愛奇芸（iQiyi）で配信をスタートした。

同じく7日、リウ・シーシー（劉詩詩）とショーン・ドウ（竇驍）主演のサスペンス時代劇「掌心」が優酷（YOUKU）で配信をスタート。話題の時代劇作品が同日スタートとなったことで、その直接対決が注目されているが、作品の人気と影響力を示す「熱度」ランキングでは「仙台有樹」が「掌心」を抑えてトップに立った。

「仙台有樹」はシャン・ハンジー（向涵之）演じる西山派掌門の「沐清歌」と、ドン・ウェイ演じる弟子の「蘇易水」の宿命の絆と、人間界に災いをもたらす魔物との戦いを描くストーリー。物語の序盤での視聴者の反応は三つの点に集中し、映像特殊効果の美しさ、ドン・ウェイとシャン・ハンジーが醸し出すCP（カップル）感に加え、ドン・ウェイの表現力がブレーク作「長相思」と比べて大幅に向上したとの声が多い。

ヒットの兆しを見せる「仙台有樹」だが、ドン・ウェイは同作が24年2月にクランクアップしてから新作の発表がなく、現在の配信待機作はリー・イートン（李一桐）とツォン・シュンシー（曾舜晞）主演の時代劇ドラマ「雲起時」のみ。このため、次回作がどのようなジャンルになるのかも関心を集めている。（Mathilda）