ディープシークのAPIがプロモーション期間終えて値上がり、中国ネットはサーバーに不満

Record China    2025年2月11日(火) 20時0分

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中国の大規模AIモデルDeepSeek-V3のAPIサービスが値上がりした。

2025年2月10日、梨視頻は中国の大規模AIモデルDeepSeek-V3のAPIサービスが値上がりしたことを報じた。

記事は、DeepSeek(ディープシーク)の公式サイトがこのほど、DeepSeek-V3のAPIサービスのプロモーション期間を終了し、9日から新しい価格を導入することを発表したと紹介。入力トークンがキャッシュヒット時で100万トークン当たり0.1元(約2円)から0.5元(約10円)に、キャッシュミス時は1元(約20円)から2元(約40円)に、出力トークンは100万トークン当たり2元(約40円)から8元(約160円)にそれぞれ値上がりしたと伝えた。

そして、プロモーション期間中に多くのユーザーがDeepSeek-V3のAPIサービスを利用してユーザーベースと市場での評価が蓄積されたことで、DeepSeekが予定通りプロモーション期間を終了してAPI価格を引き上げる判断をしたとの分析を紹介した。

また、コストパフォーマンスの高さで飛び抜けていたDeepSeek-V3の価格が2〜4倍に上昇したことで、クラウドサービスプロバイダの価格競争圧力が減少するとともに、一部の企業は外部ネットワークに依存せず自己環境内でシステムやアプリケーション運営を完結するローカルデプロイメントを選択する可能性が高まり、企業の計算能力需要や災害復旧需要に有利に作用するだろうといった予測が専門家から出ていることを伝えた。

この件について中国のネットユーザーは「もっと値上げしていいから、お金をかけてもっといいサーバーを使ってくれ。毎回使おうとしてもサーバーがビジー状態で使えない」「これはあくまで企業向けの値上げってことだよね?」「サーバーが改善されるなら個人でもサブスクリプション代を喜んで支払う」「これは値上げでもなんでもなくて、プロモーション価格から通常価格に戻っただけじゃないか」といった感想を残した。多くのユーザーは、サーバー性能の低さが使い勝手に大きな支障をきたしているとの不満を持っているようだ。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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