Record China 2025年2月12日(水) 5時0分
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香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国旅行の危険性に関する警告は外国人観光客の減少につながらない」とする記事を掲載した。写真は北京にある世界遺産「天壇」の祈念殿。
中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国旅行の危険性に関する警告は外国人観光客の減少につながらない」とする記事を掲載した。
記事によると、オランダ人のフェルカン・モレナールさんは昨年8月に初めて中国を訪問するに当たり、政府のアドバイスを一切確認しなかったが、それはモレナールさんだけではない。
モレナールさんはその代わりに中国に詳しい友人に相談した。中国南部の大都市・広州を2日間訪れた際、政府のアドバイスでは網羅されていないさまざまな事実があることを知った。
モレナールさんとそのフランス人ガールフレンドによると、オランダ政府がスリや現地ツアーガイドからの法外なサービス代の請求の可能性について警告しているにもかかわらず、フランスやオランダよりも中国の方が安全だと感じているという。
最も困ったことといえば、モバイルアプリの不具合でレストランで二重支払いをしてしまったことだったが、それも友人の助けで解決した。
「正直に言うと(中国について)ほとんど知らなかった」というモレナールさんが中国を選んだのは、故郷からもっと遠くへ旅行したいと思っていたからで、「中国がここまで安全だとは絶対に思っていなかった」という。
記事は「モレナールさんの話は、より広範な中国旅行の傾向を反映している」とし、すなわち「優先されるアドバイスは、個人的な知り合いや旅行ウェブサイトからのタイムリーでアクセスしやすいものであり、正式なものではないということだ」と伝えた。
記事によると、中国への旅行者はこの1年で急増したが、それは主にオランダを含む多くの国がビザ免除措置の対象国となったことによるものだ。終わったばかりの春節(旧正月)期間の訪中外国人旅行予約件数は前年の同時期と比べて3倍超だった。
記事は「犯罪、安全、詐欺、健康被害に関する外国政府の勧告は、時代遅れになっている可能性がある」とし、在上海米商工会議所の元会頭、カー・ギブス氏の話として「観光客は、中国を旅行する場合、個人の健康と安全は問題にならないことを知っておくべきだ」と伝えた。
記事によると、カナダとアイルランドは中国の偽造紙幣を依然として問題視しているが、これは中国がほぼキャッシュレス化する前によく指摘されていた懸念だ。英国とニュージーランドは中国では飲み物を放置すると誰かに薬物を混入される恐れがあると警告している。スペインは高額な医療費が発生する場合に備えて「非常に広範囲な」補償を備えた旅行保険に加入するよう推奨している。
記事によると、工場視察のため頻繁に広東省深センを訪れるという香港在住フランス人のジェレミー・カルモナさんは先月も深センを訪問したが、市内の地下鉄システムでモバイルアプリが不調になったことを除いて何の問題も経験しなかったという。香港でスポーツジムを経営し、業界の会議や社交活動のため定期的に中国本土を訪問しているというフランス人のマルク・ギヨンさんは、政府の勧告について「私の方が彼らより詳しい」ので一度も見たことがないそうだ。(翻訳・編集/柳川)
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