飛行機が乗客108人分の荷物を「置き去り」にしてジャカルタまで飛行、その原因は…―中国メディア

Record ASEAN    2025年2月12日(水) 23時50分

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中国・広州発ジャカルタ行きの便が乗客の荷物を「置き去り」にして現地まで飛行したようだ。写真はスカルノ・ハッタ国際空港。

中国・広州発ジャカルタ行きの便が乗客の荷物を「置き去り」にして現地まで飛行したようだ。中国メディアの極目新聞が11日付で報じた。

記事によると、乗客の張(ジャン)さんは、10日午前2時、広州白雲国際空港からインドネシアの航空会社・トランスヌサ航空の8B861便に搭乗し、4時間余りの飛行の後、スカルノ・ハッタ国際空港に到着した。しかし、預入荷物受取所ではごく一部の乗客の荷物しか流れてこず、張さんを含め多くの人の荷物はいくら待っても出てこなかったという。

張さんによると、2~3時間待った後、空港スタッフから乗客108人分の預入荷物がまだ広州白雲国際空港にあるとの通知があった。張さんの同行者には、航空券予約プラットフォームから同内容のメールが届いた。

その後、空港スタッフから「荷物は11日の別の便で運ばれてくる。空港で受け取るか、(ホテルなどに)郵送で受け取るか選べる。トランジット(乗り継ぎ)の乗客については、目的地の空港まで運ばれる」との説明があり、乗客らは登録のための手続きに長い列を作ったという。

張さんは「とても面倒だった。中国人の乗客が多かったが言葉が通じなかった。登録手続きの際、空港側から問い合わせ用の電話番号を渡された。今日電話するように言われたが、何度かけても誰も出ない」と漏らした。張さんは商談のためにジャカルタを訪れたが、荷物の中に入れたサンプルがない状況では商談の進めようがなく、また帰国便も変更せざるを得なくなったそうだ。

同便を代理運航した中国南方航空の担当者は「108人の乗客の荷物が運ばれなかったのは飛行機の積載量が足りなかったためで、11日に荷物を輸送することで手配済みだ」と説明。また、トランスヌサ航空の担当者は「広州白雲国際空港のスタッフから連絡を受けており、乗客の荷物は11日午前8時ごろにスカルノ・ハッタ国際空港に到着した」と説明する一方、乗客への補償については「こういうケースでは通常(補償制度は)ない。今後の対応については空港側と相談する」と述べるにとどめた。

張さんは11日午前に再び空港に向かい荷物を受け取ることができたというが、「まだ9割の人が荷物を受け取っていないのではないか。手続きが非常に煩雑で、通訳を同行して、航空会社スタッフに案内してもらいながらさまざまな書類を提出して、ようやく受け取ることができた」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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