CRI online 2025年2月12日(水) 21時40分
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中国農業科学院の研究チームが先頭に立ち、各国の科学者と共同で展開した小麦の研究において、その進化の秘密が発見されました。
中国農業科学院の研究チームが先頭に立ち、各国の科学者と共同で展開した小麦の研究において、その進化の秘密が発見されました。関連成果は先ごろ発刊した国際的科学ジャーナル「ネイチャー」に掲載されました。
小麦はすでに数万年にわたる順化の歴史があり、そのゲノムは極めて複雑で、長期にわたる栽培を経て、多種多様な品種が育成されてきました。今回の研究で研究者らは代表的な17品種の小麦を選び、それらの染色体レベルのゲノムを再構築し、最終的に高品質のゲノムデータを取得しました。
長期にわたる人為的選択(食習慣など)と自然(実入りの中後期の降雨量)の選択という二重の作用により、中国の小麦は「北『硬』南『軟』」(北部の小麦は固く、南部のものは柔らかい)という特徴を持つことが分かりました。研究チームの責任者は、小麦の種子の硬度は加工する際の生地の構造に影響を与える重要な遺伝因子であり、PinaとPinbという二つの遺伝子により制御されていると指摘しました。この二つの遺伝子のいずれかが突然変異したり失われたりすると、種子の硬度が高くなり、このような小麦はベーカリー食品を作るのに適しています。二つの遺伝子が正常であれば、種子の硬度が低下し、饅頭(マントウ)などの柔らかい食品の加工に適しています。
研究者はまた、中国の小麦品種の遺伝的多様性が海外品種より高いのは、中国で小麦の商業化育種の発展速度がそれほど急速ではなく、ある程度小麦の遺伝的多様性が維持され、品種の靭性も高いレベルを維持しているためだと指摘しました。この発見は、今後の作物育種体制の調整に参考になることが期待されます。(提供/CRI)
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