中国のSNS・小紅書（RED）に11日、飛行機内で見た日本人親子に関する投稿があり、注目を集めている。

フィギュアスケーターの羽生結弦さんのファンだという投稿者の女性は、このほど飛行機に乗った際に前列に日本人の男の子とその母親がいたと報告。「飛行機に乗るなり、お母さんはかわいいぬいぐるみや紙とペンなど、男の子が普段好きだと思われる物を取り出して並べた。ぬいぐるみを出す時には（キャラクターの）声を出し、親子で目を見合わせて笑っていた。後ろに座っている私でも、あふれる幸福感を感じ取れた」とつづった。

また、「その子は本当に良い子で、笑うと目が細くなり、とても満ち足りて幸せな様子だった。もともと思いを巡らせがちな私は、すぐに羽生結弦くんの小さい頃を想像し、彼とお母さんもこうやって成長してきたのかなと思った。彼の幼い頃はもっとやんちゃだったかもしれないけど（笑）。お母さんと男の子は話す時も小声で、お母さんの声に至っては飛行中全く聞こえないほどだった。男の子はずっとひそひそ声で、他の誰にも迷惑をかけていなかった」と振り返った。

中国のネットユーザーからは「素養ってとても大事」「私も日本人のママが赤ちゃんを連れて地下鉄や飛行機に乗っているのを見たことがあるけど、本当にとても静かだった」「かわいいね」「（一方で）うちの息子ときたら。はあ……」「うちの息子はいつも同じようにいい子にしてる」などの声が上がった。

また、「初めて日本に行った時、飛行機の中の誰が中国人で誰が日本人か、見分けることができた。日本人は静かに本を読み、横の中国のおばさんは立ったままヒマワリの種をかじっていた」「箱根の旅館で夕食を食べていた時、中国人女性が上海にいる子どもとビデオ通話を始めて『ママご飯食べるよ～、ここの様子を見せてあげるね～』と大声で話して周囲を映し、スタッフに注意されていた。当時、本当に（中国人として）恥ずかしかった」との体験談も。

さらに、「以前、日本の空港で搭乗を待っている（日本人の）お母さんを見かけた。2人の男の子を連れていて、1人は4～5歳、もう1人は6～7歳。お母さんは立って電話をしていたが、ずっと小声だった上に手で（口元を）覆っていて何を話しているのか全く聞こえなかった。2人の男の子は椅子や地べたで静かに遊んでいた。一番騒がしい年ごろなのに1時間ほど全く騒ぐことなく、私は深く衝撃を受けた」とのコメントも共感を集めた。

このほか、「日本の公共の場所では大声で電話している大人もとても少ない。中国の高速鉄道や飛行機内での（中国の大人の）振る舞いを見れば、子どもがどうであるかは一目瞭然」「実は正しく導いてあげれば子どもはほとんどが正しい行動ができる。問題は往々にして親がその場で注意しなかったり、正さなかったりすることにある。そして最終的に、手が付けられなくなってしまう」との意見も寄せられていた。（翻訳・編集/北田）