中国のSNS・小紅書（RED）に11日、日本の若者に感謝を表す訪日中国人男性の投稿があり、反響を呼んでいる。

男性は「3人の日本の中学生（※中国で中学校は“初級中学”、高校は“高級中学”と表現するため、“中学生”は高校生を表す場合もある）に感謝！」と題した文章で、「100語ほどの（日本語の）語彙力しかない私にとって、東京で地下鉄への乗り換えや行き方を尋ねるのは本当に難しかった。そこで、スマホの翻訳アプリを使って3人の日本の中学生に尋ねてみた」と説明した。

そして、「彼らは話し合いながら身振り手振りをしたり、自分のスマホを見たりして、最終的に私たちを地下鉄駅まで案内してくれることになった。駅まで1～2分はかかった。最後に翻訳アプリで3人にお礼を言った」とした上で、「道を尋ねると多くの日本人が親切に辛抱強く答えてくれると以前から聞いていたが、自分の身に起こるとは思っていなかった。3人の学業成就を祈る」とつづっている。

この投稿に、ネットユーザーからは「日本の若者は本当に礼儀正しい。（後ろ姿の写真を添付して）この日本のカップルは30分もかけて行きたい公園まで案内してくれた」「私も日本で道に迷ったとき、ベビーカーを押した夫婦が長い距離を歩いて駅まで案内してくれた」「日本人に道を尋ねると確かにすごく親切に対応してくれる。若い人もお年寄りも、こちらを目的地まで送り届けてから去っていく」「実際、一般の日本人はわれわれと同じで、一生懸命勉強や仕事をして日々を過ごしている。私が出会った日本人は、礼儀正しくて、喜んで助けてくれる人ばかりだった」といった声が上がった。

ほかにも同様の体験談が多数あり、「私も日本の地下鉄駅で親切なおばあさんに出会った。道を教えてくれた上に、『楽しんでください』と声を掛けてくれた」「日本でおばさんに道を尋ねたら案内してくれると言った。近いのかと思っていたら十数分も！本当に感動したよ」「18歳の時に東京のよく知らないところで道に迷って、夜だったけど勇気を出しておじさんに道を聞いたら、15分くらいかけて地下鉄駅まで送ってくれた」「10年前に初めて日本に行った時、地図アプリは今ほど発達していなかった。東京の地下鉄に打ちのめされて、たくさんの日本の通行人に助けてもらった。ある女の子は3駅も乗り越して目的地まで届けてくれた。ずっと覚えてる。本当に感動したなあ」「大阪から空港に向かう時に日本人男性に出会った。英語で一生懸命に教えてくれた上に、ホームまで連れて行ってくれた。一度離れたがその後走って戻ってきて、『これに乗っちゃだめです。次の電車に乗ってください』って。本当に優しかった（泣）」といったコメントが書き込まれている。（翻訳・編集/北田）