Record China 2025年2月14日(金) 6時0分
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シンガポールメディアの聯合早報は12日、米アップルと中国IT大手の阿里巴巴集団が人工知能開発で提携するとの報道を取り上げた。写真はiPhone。
シンガポールメディアの聯合早報は12日、米アップルと中国IT大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)が人工知能(AI)開発で提携するとの報道を「DeepSeek(ディープシーク)を放棄?」として取り上げた。
米メディアは11日、両社がAIを共同開発して中国向けiPhoneに搭載すると報じた。
これについて聯合早報の記事は、「アップルのファンと投資家を喜ばせた」と述べて米株式市場の反応などを紹介。そして「アップルは人気のAIスタートアップ企業DeepSeekとの提携を選ばなかったが、アナリストは『アリババとの提携も注目に値する。ただ、iPhoneの中国での売れ行きを刺激できるかは提携がどれだけのスピードで進むかにかかっている』との考えだ」と伝えた。
事情に詳しい人物によると、アップルがアリババとの提携を決めた理由の一つが、アリババが持つユーザーの買い物や支払い関連の大量の個人データだ。これらはモデルの訓練や提供するサービスのカスタマイズを後押しする。この他、アリババの大規模言語モデル「通義千問」の優位性と最先端機能のためだという指摘もあるという。
記事はまた、アップルと中国企業との提携を巡り、事情を知る人物が「アップルは昨年、主要パートナーとして百度(バイドゥ)を選んだが、百度はアップルのインテリジェントモデル開発方面の進展で基準に到達することができなかった」と指摘したとも伝えた。
アップルはアリババや騰訊(テンセント)、字節跳動(バイトダンス)、DeepSeekのモデルも検討したが、最終的にDeepSeekを放棄したのは「大型の顧客のサポートに必要な人力と経験の不足」が理由という。(翻訳・編集/野谷)
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