中国エンタメがシンガポールで大流行―シンガポール紙

Record ASEAN    2025年2月16日(日) 20時40分

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14日、環球時報は、シンガポールで中国のエンターテインメントが大流行しているとする、現地メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

2025年2月14日、中国メディアの環球時報は、シンガポールで中国のエンターテインメントが大流行しているとする、現地メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、シンガポール紙「ストレーツ・タイムズ」(以下「同紙」)の12日付報道を紹介している。同紙は、シンガポールの企業広報責任者であるアリス・チャンさんがこのごろ、中国のSNSであるTikTok小紅書(RED)を行き来しながら、レシピを探したり、1分間の短編ドラマを楽しんだりしていると伝え、特に中国の時代劇に夢中になっており、魅力的なストーリーや登場人物の駆け引きなど、予想外の展開に心を奪われていると伝えた。

そして、同国では中国文化の人気上昇に伴ってチャンさんのようなファンがますます増えていると指摘。ブームに乗って同国で活動を行う中国人タレントも増えており、今後数週間で複数の中国人歌手が現地でコンサートを開催する予定だと伝えたほか、ある歌手は「中国でシンガポールのファンと出会った際、シンガポールに来てコンサートを開いてほしいと要望された」ことを明かしたと紹介している。

また、同国での中国ポップカルチャーブームに一役買っているのが中国国産ドラマ人気であり、現地の動画プラットフォーム「Viu」の広報担当者によると、2022年から24年の3年間で人気番組に占める中国ドラマの割合が30~40%増加したと紹介。この担当者が「視聴者の中国ドラマに対する関心の高まりの表れ。今後もストーリーやキャストに魅了された若い視聴者の間で注目度が一層高まっていくだろう」との見方を示したことを伝えた。

同紙は、同国での中国エンターテインメントの流行の要因として専門家が「中国の文化強国としての台頭、現地に進出した中国企業が大量の資本と人材をもたらしていること、現地で生活・仕事・学習する中国人の増加、現地の若者の嗜好(しこう)や習慣の変化」といった複数の要因が相互に作用していると指摘しており、シンガポール社会科学大学の中国文化講師である丁威(ディン・ウェイ)氏も、TikTok、小紅書、WeChatといった中国のSNSによって、若者を中心とした現地人による中国エンタメ・文化への接触が広がっていることを流行の大きな要因に挙げたことを紹介している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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