CRI online 2025年2月16日(日) 6時0分
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中国の研究者は最近、隕石ダイヤとも呼ばれる高品質の六方晶ダイヤモンドの生成に成功しました。
中国の研究者は最近、隕石ダイヤとも呼ばれる高品質の六方晶ダイヤモンド(ロンズデーライト)の生成に成功しました。この成果は、半世紀以上にわたり続いてきた、六方晶ダイヤが独立して存在できるかどうかの議論に終止符をつけただけでなく、そのサイズをナノメートル級からミリ級に引き上げられました。
この共同研究を成功させたのは吉林大学と中山大学で、石墨に高温高圧で段階を経た相転移を発生させて、六方晶ダイヤを生成する全く新しい手法を開発しました。高品質でほぼ純粋な六方晶ダイヤを生成したのは初めてで、一般的なダイヤモンドを上回る極めて高い硬度と良好な熱安定性を持つことも分かりました。関連する研究成果は国際的な学術誌の「ネイチャー・マテリアルズ」」に掲載されました。
ダイヤモンドは、「工業の歯」とも讃えられています。六方晶ダイヤは1967年に米国人研究者が隕石孔で希少な「スーパーダイヤモンド」として発見したことから、隕石ダイヤモンドと呼ばれるようになりました。この隕石ダイヤは、隕石が地球に衝突する際に発生した高温高圧の条件で石墨が転移したものです。隕石ダイヤは六方晶という構造を持ち、隕石と共に存在し、通常のダイヤより硬いことで注目されてきました。しかし、半世紀以上が経過しても六方晶の生成は未解決の科学的難題でした。
中国の研究者は高温高圧の実験を設計し、レーザー加熱ダイヤモンド技術を用いて50ギガパスカルの超高圧高温における石墨結晶の構造変化の規則を研究した結果、高圧下で石墨の結晶が「ポスト石隅相」という構造に転移することを発見し、さらに局所加熱をすることで六方晶ダイヤを得ることに成功しました。(提供/CRI)
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