人民網日本語版 2025年2月17日(月) 4時0分
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中国で県域への旅行が春節連休中に再びブームになり、文化観光市場の大きな注目点になった。
大都市のようなにぎわいはなく、観光客も少ないが、生活感にあふれ、人情味が感じられる。こうした県域への旅行が春節(旧正月、今年は1月29日)連休中に再びブームになり、文化観光市場の大きな注目点になった。県域旅行は観光客に一味違った体験をもたらしただけでなく、魅力ある小都市にもより多くの発展チャンスをもたらした。
旅行予約サイト「Qunar.com」のデータによると、同連休中は県域のホテル予約件数が前年同期比で40%増加。観光客の年齢層では、25~35歳の観光客が4割以上を占めた。同じく旅行予約サイトの「美団旅行」のデータでは、広西チワン族自治区陽朔県、河南省欒川県、浙江省長興県、広東省恵東県、江西省婺源県などが春節旅行で人気となった。
24年以降、県域旅行はメーデー(5月1日)連休、夏休み、国慶節(建国記念日、10月1日)などの重要祝休日に大幅に増加し、一部の県域旅行は大・中都市をしのぐ成長率を示した。山西省隰県、貴州省榕江県、河北省正定県などは、ネットで話題の「訪れるべき観光地」になった。
「値段が高いから大都市に行けないのではなく、こじんまりした県の方がコストパフォーマンスがいい」。観光客の冗談交じりのように聞こえる話だが、消費観念と消費ニーズの変化が映し出されている。生活レベルが向上を続け、旅行の経験が豊富になるにつれ、人々が旅行目的地に追い求めるものがますます多様化し、定番の観光地巡りからゆったり深く味わう旅行へ、人気スポットを追いかける旅行から混んでいるスポットをあえて避ける旅行へと変化し、人々は旅のプロセスで感じられる情緒的価値をより重視するようになっている。
大都市には「大きな見どころ」があり、県域の小都市には「小さい・美しい・よいもの」がある。県域ではホテル、飲食、娯楽などにかかる消費支出が一線・二線都市を下回り、新型都市化建設と農村の全面的振興が推進されるのに伴い、県域の公共サービスが向上を続け、観光を取り巻く環境が日増しに快適になり、県域旅行のコストパフォーマンスがますます高くなっている。観光消費の県域の小都市への広がりは、今やはっきりと目に見えるトレンドになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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